【BreakingDown】朝倉未来「僕は本物の格闘技が好き」 “客層”の変化で感じた使命

格闘技エンターテインメント「BreakingDown7」が19日、幕張メッセで行われた。過去最大規模でチケットは完売、2000人が来場しPPVの売り上げも過去最高だった。社長となったばかりの朝倉未来が大会後に囲み取材に応じた。

囲み取材に応じた朝倉未来【写真:山口比佐夫】
囲み取材に応じた朝倉未来【写真:山口比佐夫】

「BreakingDown8」は1万人規模で準備中「自分が出場しないと埋まらない」

 格闘技エンターテインメント「BreakingDown7」が19日、幕張メッセで行われた。過去最大規模でチケットは完売、2000人が来場しPPVの売り上げも過去最高だった。社長となったばかりの朝倉未来が大会後に囲み取材に応じた。

 全33カード、約9時間にわたって行われた今回のイベントは元K-1の安保瑠輝也が出場するなど大会前から大注目だった。スタートの小さい“箱”には収まらないほど今ではファンが増え、客層も変わりつつある。

 今大会で目立ったのは若い女性や子どもの姿だった。これまでは格闘技好きの男性の発破をかける声などが印象的だったが、今はそれだけでない。第1試合の「ぬりぼう―本多スイミングスクール」のような笑いが起きる試合と、思わず声を出すことも忘れて観戦してしまう「瓜田純士―バン仲村」や「安井飛馬―ポーランドの刺客」のような試合があった。まさにエンタメと“本物”が入り混じっていた。

 また小学生くらいの子どもがスマホを片手に出場選手へ写真撮影をお願いする光景も見られ、今までとそして他の格闘技イベントとは全く違う客層となっていた。

 この点について未来は「小学生とか中学生とかもすごく見てくれているみたいで、ブレイキングダウンオーディションを見て反面教師にしてくれていると思う。(客層の変化は)うれしいし、格闘技の枠が広がってきているなと感じます」と笑顔。

 さらに「そんな中で安保くんみたいな選手やRIZIN、DEEPに出ている選手も出てきてくれた。そういう人たちの試合から本物の格闘技も知ってもらいたいと思っています。ブレイキングダウンも面白いんですけど、やっぱり僕は本物の格闘技が好きなので、たくさんの人に知ってもらえるきっかけになったら良いと思います」と本音を明かした。

 社長として反省もあるようだ。22試合目の前には配信トラブルが発生し、試合がストップ。22試合の出場選手たちはケージの上で配信再開を待っていた。未来は「途中映像が止まってしまったのがすごい反省だった」と振り返る。

 その上で「直前での試合消滅というものもありました。そこはいろいろなことが起きるのがブレイキングダウンと視聴者の方も分かってくれていて寛大になっているなと感じてとてもうれしかったです」とファンに感謝を述べた。

 気になる「BreakingDown8」については「自分が出場しないと埋まらない」と語りながらも1万人規模で準備中だという。開催時期については、RIZINで行われる牛久絢太郎との一戦次第次第だとした。以前の囲み取材では海外進出に意欲を見せていたが、次回大会で「僕も韓国と対抗戦をやりたいと思っています」と計画を明かした。

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