舌がん乗り越えた堀ちえみ 復活ライブ日の夜、手術を勧めた家族の「良かった」に涙

2019年2月に口腔(舌)がん除去手術を受けた歌手の堀ちえみ(56)が、約6年ぶりのワンマンライブを終えた15日の夜、家族が「手術して良かった」などと話し、涙したことをブログにつづっている。

堀ちえみ【写真:荒川祐史】
堀ちえみ【写真:荒川祐史】

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 2019年2月に口腔(舌)がん除去手術を受けた歌手の堀ちえみ(56)が、約6年ぶりのワンマンライブを終えた15日の夜、家族が「手術して良かった」などと話し、涙したことをブログにつづっている。

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 16日に「昨夜の我が家」と題し、ライブを見に来ていた夫と深夜1時過ぎにウーバーイーツ配達のお好み焼き(豚玉)を食べたこと、ダイニングテーブルには子供たち3人(長男、五男、次女)もおり、5人で語り合ったことをつづっている。

「今回のライブ開催は、何とか私の目標は達成できたということ。夢を実現させることができことは、主人も子たちも安堵したようで、それぞれがとても嬉しそうでした」

 中でも、次女が大興奮で、「めっちゃ感動した。お母さんのファンの方々がとにかく熱くてあったかくて。小さい頃からライブ観てきたけど、今回はマジ泣いた!から始まり…観に来て下さったファンの皆様の、Twitterでのつぶやきを、私に次々と読み上げてくれて、そのうちに涙を流していました」と伝えた。

 そして、堀は「舌がん」を告知され、医師から「一番5年生存率が高いのは手術を受けること」と説明された当時のことを振り返った。

「『手術』という選択をして欲しいと、娘は泣きながらそう訴えたものの、術後は言葉が不自由になった私。落ち込んだり泣いたりして、私が哀しむ姿を見ては、彼女なりの責任みたいなものも、背負ってたのだろうなぁと感じたのでした。術後四年間の私を見守り続けていた、彼女だけにしか分からない、測り知れないとても不安な気持ち。そんな気持ちからやっと解放されて。そして私を信じてきて良かったという、そんな思いもあったのだろうなぁ。術後も時折歌うことに消極的なる私には、同情するどころか厳しかった彼女。そんな彩月がとても嬉しそうに、『お母さん!良かった!』と私にとびっきりの笑顔を見せたのは、日本テレビ「愛は地球を救う」で、術後初めて人前で歌った2020年の8月。あの時以来でした」

 さらに長男は「今日の会場で僕が思ったのは、このステージがあったのも、今こうしてここでオカンの歌がまた聴くことが出来たのもあの手術を乗り越えたからなんやなと思ったら込み上げるものがあったな」と語るや、五男がうなずき、次女がまた涙を流していたという。

 その光景を見て、堀も胸を熱くしながら微笑んでいたものの、「この記事を綴りながら、時折涙で打つ文字が霞んでいます」とつづった。そして、会場の東京・かつしかシンフォニーヒルズでコールを送ってくれたファン、ブログなどでコメントしてくれたファンに感謝し、「このライブはゴールではなく、新たな堀ちえみのスタートです。これから先もより一層、パワーアップしていきますので、末永く応援の方、どうぞよろしくお願い致します」と決意を示した。

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