三浦瑠麗氏、自粛応じぬパチンコ店名公表に反対「社会的圧力をかけるべきではない」
国際政治学者の三浦瑠麗氏が24日、自身のツイッターを更新。自粛に応じないパチンコ店の名前を公表する措置について「見せしめのような店名公表には反対です」と自身の考えを述べた。
「潰れて労働者がクビになったら責任を取れるのでしょうか」
国際政治学者の三浦瑠麗氏が24日、自身のツイッターを更新。自粛に応じないパチンコ店の名前を公表する措置について「見せしめのような店名公表には反対です」と自身の考えを述べた。
この日、大阪府が全国で初めて政府の緊急事態宣言を受けた休業要請に応じない府内のパチンコ店6店舗の名前を公表。東京都の小池百合子知事も28日にも休業要請に応じないパチンコ店について店名を公表する考えであることを示した。
三浦氏は「パチンコは騒がしいので普段から好きではありませんが」と前置きした上で、「見せしめのような店名公表には反対です」とツイート。「自粛なんだからあくまでも基本自由であるということを原則として頭においていただきたい」とあくまでも自粛であるということを考慮すべきだと意見をつづった。
さらに、「行政が電凸を誘う社会的圧力をかけるべきではないし、潰れて労働者がクビになったら責任を取れるのでしょうか」と店名を公表された店舗へ苦情などが殺到することを懸念。さらにそこに従事する労働者の処遇への不安を記した。
また、次に投稿したツイートでは「コロナ禍は好ましいものと好ましくないものに人の心のなかで差をつけさせる。望ましくない業態、望ましくない職業。休業して持ち堪えることできない場合、要請にとどまるあいだは営業は自由だと思う」とやむを得ず営業する店があるとし、「人びとの憎しみを焚きつけるような私刑を誘うやり方はよくない。法治国家はそれをすべきでない」と国民を“煽る”ような手段は取るべきでないと主張した。