血走った目で飛び蹴り 芦澤竜誠と皇治の乱闘に巻き込まれた榊原CEO「止めるにも力を持ってない」

格闘技イベント「RIZIN」は16日、都内で「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ)の追加対戦カード発表を行った。出場する皇治と芦澤竜誠が登壇し、大乱闘。間に入っていた榊原信行CEOが困惑していたことを囲み取材で明かした。

榊原信行CEOの声が2人はなかなか届かなかった【写真:ENCOUNT編集部】
榊原信行CEOの声が2人はなかなか届かなかった【写真:ENCOUNT編集部】

榊原CEO「キックで決着をつけるのが合理的」

 格闘技イベント「RIZIN」は16日、都内で「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ)の追加対戦カード発表を行った。出場する皇治と芦澤竜誠が登壇し、大乱闘。間に入っていた榊原信行CEOが困惑していたことを囲み取材で明かした。

 61キロ契約のキックボクシングルールで行うことになったこのカード。当初からMMAルールでやりたいと語っていた芦澤は納得しつつも「MMAルールでやれんのか? やれよ」と皇治をあおる。対する皇治は「素人MMAは面白くない」と対処していた。

 榊原CEOは「素人レベルのMMAをハイレベルな選手たちの試合に混ぜてもね……。彼ら(皇治と芦澤)の良さはでないと思います」とルールについて補足した。さらに「皇治も膝のけがは完治していないけど、『この試合はキックで』という思いだった。K-1のなかでできたアングルだと思うので、キックで決着をつけるのが合理的」と説明した。

 会見で大暴れした芦澤の殺気は本物だった。血走った目は獲物を追いかける獣そのものだった。「来い」と皇治があおるとダッシュで“飛び蹴り”をいれていた。

 そんな争いに巻き込まれる形となった榊原CEOは会見で収まらない乱闘に対し「続きは4月1日でね」となだめる。それでも言い争いはなかなか終わらなかった。

 榊原CEOは会見後「ああいうときはどうしたらいいんだろうね(笑)。止めるにも絶対に止める力を持ち合わせていない。このあとはリングで決着をつけてもらえればと思います」と心境を告白した。

次のページへ (2/2) 【動画】芦澤竜誠が“飛び蹴り”を放つ瞬間
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