5人組ロックバンド・Novelbrightのボーカリスト竹中雄大が15日、東京・NHKホールで行われた小児がん治療支援のチャリティーライブ『LIVE EMPOWER CHILDREN 2023』に出席した。

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　囲み取材で竹中は、1か月前に投稿したYouTube動画「観光客が全く来ない北欧のカラオケバーに日本人歌手が飛び入りで歌ったら衝撃の結果に！？」が、300万回再生と高回転している現象について質問を受けた。

　北欧・フィンランドの地に向かった竹中は、観光客が全くいないカラオケバーに訪れ、そこでなんと、飛び入り参加で歌唱していた。現地の人とのコミュニケーションについて、「やっぱり言葉が全然通じない国。僕も英語を上手にしゃべれなかったりします」と振り返りつつ、「それでも（カラオケで歌った）その1曲で、全然興味を示していなかった人たちが、1つになっていったのが分かりましたし、すごく盛り上がってくれてうれしかったです」と店内の雰囲気が一変したことを喜んだ。

　動画を視聴したユーザーからは、2000件を超えるコメントが返ってきた。「日本人のいない遠い外国で、現地の人たちを盛り上げるなんて、お見事です！音楽の力って素晴らしいですね！いい物を見せて頂きました。感謝！」という書き込みや「何度も見ています。雄大くんの歌声は、言語も国境も越える事が夢ではなく現実なんだと、証明されている。もっと世界中の人に届いてほしい」などのコメントが寄せられている。

　歌うことで、目の前の人たちとの関係が広がったり、リアルタイムではなくても、動画を再生することでも、大きな感動を呼び起こした。「音楽は武器になる。どういう場所でも、1つになれるようにすごい武器だなっていうことを改めて実感しました。本当にこれからも色んなところで歌を歌って、そこで感じたことを皆さんに知らせる夢が出来ました。どうもありがとうございます」と改めて、周りに感謝。夢が大きく持てたことを口にした。

　2月15日の「国際小児がんデー」に合わせて実施された、このチャリティーライブ『LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 supported by 第一生命保険』は、今年で4回目で、3500人の動員があった。総勢13組のアーティストが支援に賛同しており、相川七瀬、大黒摩季、Girls2、ゴスペラーズ、SAM・ETSU・CHIHARU・DJ KOO from TRF、Da-iCE、超ときめき宣伝部、Novelbright、BUDDiiS、ピコ太郎、moumoon、May’n、MONKEY MAJIK（※五十音順）らが、小児がんの子どもたちを元気づけようと次々にライブパフォーマンスを実行。また、会場に足を運べない方にも、YouTubeをはじめとした合計6つの配信サービスでも無料オンライン配信を試み、治療中の方やご家族向けに、多くのヒット曲を届けた。

　なお、公演による利益全額は、一部の小児がん拠点病院や小児がん支援団体へ寄付が行われる。