TBSドラマ『最愛』韓国でリメイク決定 オファーは放送当時、脚本・キャスティングは未定
TBSが韓国の制作会社「BIGWAVE ENTERTAINMENT」「neostory」との間にリメイク契約を締結した。これにより、同局の2021年10月クールに放送されたドラマ『最愛』が、韓国でリメイクされることが16日、分かった。
制作会社「オリジナルの長所をいかし、良い相乗効果を」
TBSが韓国の制作会社「BIGWAVE ENTERTAINMENT」「neostory」との間にリメイク契約を締結した。これにより、同局の2021年10月クールに放送されたドラマ『最愛』が、韓国でリメイクされることが16日、分かった。
同作は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(さなだ・りお)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開する完全オリジナルのサスペンス・ラブストーリー。吉高由里子が主演を務め、梨央役を演じた。
制作スタッフには、脚本・奥寺佐渡子と清水友佳子、プロデュース・新井順子、そして演出・塚原あゆ子と、過去に『夜行観覧車』『リバース』を手がけたチームが集結。主題歌『君に夢中』は、宇多田ヒカルが手掛け、大きな話題となった。
放送時には初回放送の見逃し配信再生回数でTBSドラマ歴代1位を記録。「東京ドラマアウォード2022」では作品賞グランプリ(連続ドラマ部門)、主演女優賞、演出賞の3冠をはじめ、「第59回ギャラクシー賞」(テレビ部門選奨)「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回AMDアワード」(大賞/総務大臣賞)、「TVerアワード2021」(ドラマ大賞)、「第38回ATP賞テレビグランプリ」(ドラマ部門最優秀賞)、「2022年日本民間放送連盟賞」(番組部門テレビドラマ最優秀賞)などさまざまな賞も受賞している。
韓国版を制作するBIGWAVE ENTERTAINMENTは、「すでに日本ですばらしさが認められているオリジナル作品をリメイクすることができてうれしい。韓国の2社が持つ企画力と制作能力をベースに、オリジナルの長所をいかし、良い相乗効果を生み出したい」とコメント。脚本やキャスティングは現在、調整中とのことだ。
韓国でのリメイク決定にプロデュースの新井は「『最愛』の放送当時からリメイクのオファーをいただいていると聞いていましたが、実際にこうして実現されることになりとてもうれしく思います!」とコメント。「梨央、大輝、加瀬たち登場人物が、韓国を舞台にどんな“最愛”を生み出していくのか、初回放送が待ちきれないです。『アンナチュラル』のリメイクも手掛けてくださるBIGWAVE ENTERTAINMENT社、neostory社をはじめとするスタッフ・キャストの皆さんに期待しています!」とメッセージを寄せている。