ピン芸人のサツマカワRPGが11日、都内で行われたピン芸日本一決定戦『R-1グランプリ2023』の決勝進出者発表会見に出席。同大会の“ラストイヤー制度”の撤廃を訴えた。

　同大会は、ピン芸人日本一を決めるコンクール。審査基準は「とにかく面白いピン芸」。応募条件はプロが芸歴10年以内、アマチュアが出場10回以内。優勝者には優勝賞金500万円とトロフィーが授与される。

　今回ラストイヤーとなるサツマカワは「カメラが一杯回っているところで1回言っておきたいことがある」と切り出し、「ラストイヤー制度を、撤廃して頂きたい！」と提言。「11年目以上のピン芸人の人がめっちゃ露頭に迷っている」と深刻な問題を訴えた。

　サツマカワはさらに、「（R-1対象外のピン芸人である）TEAM近藤さんのこととか考えてくださいよ、もっと！」と叫び、「毎晩電話来るんすよ～！」と切実な悩みを打ち明けた。

　21回目となる2023年大会は、昨年を上回る3537人がエントリー。2月11日に準決勝が行われた。決勝1stステージには30人中8人が進出する。ラストイヤーとなる芸歴11年目のお笑いコンビ・コットンのきょん、ピン芸人のサツマカワRPGら7名が決勝の舞台へ駒を進めた。残り1人は、決勝前日の3月3日、視聴者からのインターネット投票で勝者が決まる復活ステージで決まる。

　決勝の模様は、3月4日午後7時よりカンテレ・フジテレビ系列にて生放送される（一部地域除く）。MCは、3大会連続でお笑いコンビ・霜降り明星の2人（粗品、せいや）と俳優の広瀬アリスが務める。審査員は後日発表される予定。

○決勝進出者一覧
・サツマカワRPG（ケイダッシュ ステージ）
・カベポスター 永見（吉本興業 大阪）
・寺田寛明（マセキ芸能社）
・コットン きょん（吉本興業 東京）
・ラパルフェ 都留（ワタナベエンターテインメント）
・田津原理音（吉本興業 大阪）
・Yes！アキト（サンミュージック プロダクション）