【夕暮れに、手をつなぐ】話題を呼んだ“なめくじキス”の誕生秘話 番組Pも絶賛する広瀬すずの表現力
俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の番組プロデューサーを務める関川友理氏、橋本芙美氏、久松大地氏が取材に応じ、話題となったシーンの誕生秘話や出演者の印象、今後の見どころについて語った。
“夕暮れダンス”は「さらに明るい気持ちになっていただけたらという思い」
俳優の広瀬すずが主演を務めるTBS系連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(火曜午後10時)の番組プロデューサーを務める関川友理氏、橋本芙美氏、久松大地氏が取材に応じ、話題となったシーンの誕生秘話や出演者の印象、今後の見どころについて語った。
本作は、九州の片田舎で育った空豆が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(King & Prince・永瀬廉)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる青春ラブストーリー。
第4話の放送後にSNSで大きな反響があった“なめくじキス”。プロデューサー陣も撮影時から注目していたと明かした。
関川氏は、SNSの反応にも注目していたようで「印象に残っているシーンの1つではありますね。ネットでも話題にはなっていましたし。撮る前から監督含めて打ち合わせをしていたのですが、台本よりも実際に2人が演じてくれることによって、いいシーンになったかなと思っております」と自信をのぞかせた。
橋本氏も「北川(悦吏子=脚本)さんが、最後の“なめくじキス”を発案してくださったんです。(そのキスについて)次の日に夢として語られるっていう設定は、ものすごい案だなと思いました(笑)。(広瀬)すずちゃんが、キスの前後の『(音に)起きてほしくないけど、起きないの?』っていう絶妙な空豆の気持ちを表情で表しているなと、撮影現場で見ていて思いましたね」と絶賛だった。
出演者の印象について、久松氏は「広瀬さんは、すごく思いきりのいいお芝居をするなと思っています。空豆っていう役が本当に彼女にぴったりで、彼女が空豆をちゃんと自分の中に取り入れて、表現してくださっています」と評価。
空豆が話す九州地方の方言が混ざった“空豆語”について、関川氏は「かなり前から準備してくださっていて、我々も方言指導の先生とともに現場で一緒に『このセリフで分かるかな。ちゃんと視聴者に意味が伝わるかな』って話しながら作り上げています。それでも、すずちゃんは難しい“空豆語”を落とし込んで、空豆という役を自分のものにしていると思います」と加えた。
一方で、久松氏は永瀬について「芝居がすごくいいんですけど、それでも自分がどう映っているのかをモニターで毎回チェックしているんです。本当に勉強家で、努力されているなと思いますね」と語った。
King & Princeによるエンディング曲『Life goes on』に合わせて踊る“夕暮れダンス”は、毎話で踊る人物が変わり、放送後に話題になっている。
「エンディングムービーという案は、楽曲が決まってから考えました。火曜日の夜に明るい物語の最後にさらに明るい気持ちになっていただけたら、っていう思いを込めて。King & Princeさんの曲をエンディングに決定させていただいた後に『こういうのはどうかな?』ってエンディングの監督の池田さんにご提案いただきました」(関川氏)
そして、現在も広瀬と永瀬が出演者にレクチャーしていると話し、「スタッフも一緒に覚えたんですけど、すずちゃんが圧倒的に早かったですね。黒羽(麻璃央)くんも、ミュージカルをやっているので、あっという間に踊っていました。それぞれいつ出てくるかは、楽しみに待っていてもらえると嬉しいです」と、さらなる注目度を高めた。
最後に、橋本氏は「空豆と音がそれぞれの夢へと階段をのぼるなかで、2人で過ごす時間が減ってしまったときに、お互いをどう思うか、2人の恋愛がどう動いていくか、最終回に大きな出来事が待っています。それは『夕暮れに、手をつなぐ』ならではの完結になると思うので、楽しみにしていただきたいです」と視聴者にメッセージを送った。