お笑いコンビ・タカアンドトシが「ABEMA」オリジナルバラエティー番組『有田哲平の引退TV』第6回に出演し、知られざる仕事の悩みなどを語っている。

『有田哲平の引退TV』は、極めて近い将来の“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平が、一緒に引退したほうがいいと考える芸能人に引退勧告をするという、異色の「ABEMA」オリジナルバラエティー番組。第5回では大ブレイク中のお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀、渡辺隆にタカアンドトシが引退勧告を突きつけていたが、今回は“引退返し”をされることに。

　タカアンドトシは2004年の「M-1グランプリ」決勝出場をキッカケにブレイクし、これまでに80本以上の番組MCを務め、現在レギュラー番組10本を持つ、まさに超売れっ子だ。散歩番組のレギュラーが多いタカトシへ、渡辺が「一番歩いていますよ、芸能界で」と話題を振ると、タカは「ロケ番組多いからね。北海道でも歩いているし。東京でも2本歩く番組やっている。歩く番組は“引退”したいよね」と神妙な面持ち。相方のまさかの発言にトシは「そんなこと言うな！　怒られるぞ。使ってもらってるんだから。どこで本音出してんだよ！」と、大慌てでツッコミを入れた。

　そんな2人の様子を見ていた渡辺は、畳みかけるように「もう引退ですよ。我々も引退考えましたけど、お二人も」と、引退へと誘っていくことに。さらに渡辺から、「ずっと忙しいですけど、仕事していて楽しいですか？」と問われたタカアンドトシは、2人ともに回答に悩んでしまう。タカは「お笑いは金なくても全然好きなことだから、ウケたらうれしいし、それでやってた。でも、それが仕事になりつつある。毎日強制的にやらされているから。慣れちゃったのかな、本当は幸せなことじゃん。自分の好きなことでご飯食べていけてさ」と本音を吐露。

　続けて、「ここ最近は（仕事が）憂鬱なときは、さんまさんの“生きているだけで丸儲け”という言葉を思い出している。それを考えたら、たしかにそうだ、俺は幸せだと思える」としみじみと語ると、渡辺は「仕事楽しくないなら引退しましょう！」と間髪入れずに引退を勧める。しかし、トシはそれを拒否するように、「今日なんかすごい楽しいよ。気のあう錦鯉と喋れて。楽しいよな？」とタカへ同意を求めるが、「いや、（引退じゃなくて）休業でいい」とボケるタカ。トシがすかさず「やめちまえ！」とツッコミを入れ、周囲を笑わせていた。