白血病で妻を亡くした大森ヒロシ、実体験を回想「なんとか明るく、笑顔になってほしいと」
俳優の大森ヒロシが9日、都内のユーロライブで行われた映画『いちばん逢いたいひと』完成披露上映会、舞台あいさつに登壇した。
AKB48倉野尾成美主演『いちばん逢いたいひと』舞台あいさつ
俳優の大森ヒロシが9日、都内のユーロライブで行われた映画『いちばん逢いたいひと』完成披露上映会、舞台あいさつに登壇した。
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アイドルグループ・AKB48の倉野尾成美が白血病を克服した少女・楓を演じ、主演を務める今作に、大森は楓の父役で出演。実生活で妻を白血病で亡くしている大森だが、丈監督はそのことを知らずにキャスティングしたことが明かされた。
娘の闘病を見守る父親を演じた大森は、妻について「乳がんが浸潤して肺に行って延命治療に入り、その治療過程で白血病だった。レアなケースでした」と説明。偶然のオファーを受け、「オープンにはしていなかったので、お声がけいただいたときはびっくりしました」とコメントした。
妻の闘病生活を振り返り、「無菌室で会える人も限られる。家族のみ限定で、あとはガラス越しでしか会えない。一番つらいのは本人なので、なんとか明るく、笑顔になってほしいと思いながら見守りました」と回想。今作の仮退院で食事をするシーンが印象的だったと明かし、「本人が何を食べたいのか。でも食べてはいけないものがある。免疫力が落ちているので、部屋の掃除を徹底してください、エアコンをキレイにしてくださいという、病院からの指示がありました」と実体験を交えながら、作品の見どころを語っていた。
本作は、17日から広島県の福山駅シネマモードにて先行公開。24日からシネ・リーブル池袋ほか、全国順次公開される。
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【写真】『いちばん逢いたいひと』舞台あいさつ集合ショット