小沢一敬、寺山修司は「軽やかな人」 10代の頃に影響受ける「飄々としていたいと思った」

お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬が9日、都内で行われたドキュメンタリー映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』(2月24日公開)の公開直前イベントに佐井大紀監督とともに登壇した。

イベントに出席した小沢一敬【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した小沢一敬【写真:ENCOUNT編集部】

映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』公開直前イベントに登壇

 お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬が9日、都内で行われたドキュメンタリー映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』(2月24日公開)の公開直前イベントに佐井大紀監督とともに登壇した。

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『日の丸』は劇作家の寺山修司が構成を担当したドキュメンタリー番組で、「日の丸の赤は何を意味するか?」「外国人の友人はいるか?」「もし戦争になったら、その友人と戦えるか?」といった挑発的な質問を街頭インタビューで投げかけ、その問いに答える人々の様子をとらえたもの。1967年にTBSで放送された後、抗議が殺到し、郵政省電波管理局がTBSを調査するまでに至った“問題作”。

 2月24日より公開される『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』は、弱冠28歳のテレビディレクターである佐井監督がリブートさせたもので、1967年と2022年の日本を対比させている。

 子供の頃から寺山修司が好きで、詩集を持ち歩き、「友達ができたらあげる」という小沢。「寺山さんがこういった番組を作ったのを知らなかったので、いろんな意味で面白い体験だった。映画っていろんな種類があるけど、この映画はどのジャンルに属するのか、それを確かめに映画館で見てください」と呼びかけた。

 小沢は、寺山修司のことを「言い方は難しいけど、軽やかな人」と表現し、「10代のとき1番影響を受けたのは、寺山さんのように飄々としていたいと思ったこと。この映画を見ると、ヘビーなところもあるけど、それすら軽やかに『こんなのはどう?』と提示している気がする」と語った。

「作品を見られてうれしかったけど1つだけ悲しいことがあって……」と切り出すと、「きょうのお弁当は“日の丸弁当”だと思って期待していたけど、サンドイッチだった。残念です」と苦笑。佐井監督が「(日本の)洋式化が進んでいるということかも」と深読みすると、「そんなメッセージがお弁当に!?」と勘ぐっていた。

次のページへ (2/2) 【写真】小沢一敬と佐井大紀監督の2ショット
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