有村架純、主演映画のネトフリ配信と劇場同時公開に「映像界にとっても大きな一歩」

俳優の有村架純が5日、都内で開催されたNetflix映画『ちひろさん』完成披露舞台あいさつに出席。本作はNetflixでの配信のほか、全国の劇場でも公開されることが発表されているが「こうして手を組むことで、この先の作品作りの希望の一歩になる」と喜んでいた。イベントには豊嶋花、嶋田鉄太、van、今泉力哉監督も登壇した。

舞台あいさつに出席した有村架純【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに出席した有村架純【写真:ENCOUNT編集部】

今泉力哉監督「予算や準備、仕上げに余裕を持って臨めました」

 俳優の有村架純が5日、都内で開催されたNetflix映画『ちひろさん』完成披露舞台あいさつに出席。本作はNetflixでの配信のほか、全国の劇場でも公開されることが発表されているが「こうして手を組むことで、この先の作品作りの希望の一歩になる」と喜んでいた。イベントには豊嶋花、嶋田鉄太、van、今泉力哉監督も登壇した。

 月刊漫画誌『Eleganceイブ』で2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名人気漫画を、恋愛映画の名手・今泉監督が実写映画化した本作。元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村)が、とある海辺の小さな町のお弁当屋さんで働きながら、心に傷を抱えている人たちの交流していく姿を描く。

 映画界で高い評価を得ている今泉監督は、自身初となる配信映画のメガホンをとった。今泉監督は「映画館というのは、暗闇のなか作品を共有するという特別な体験ができます」と魅力を語りつつ「今回初めて配信映画に携わりましたが、予算や準備、仕上げに余裕を持って臨めました。さらに世界の人に観てもらえたり、映画館のない地域に人にも作品が届いたりと、大きな意味があると思います」とそれぞれの良さを述べる。

 一方有村は「正直、映画館で公開することと、配信で違いがあるかというと、あまり意識はしていないかも」と演じる側としては、大きな違いがないことを強調しつつも「映画館で働く方にとっては、やっぱり映画館に足を運んでもらいたいだろうから、とても勇気がいることではないのかな」と気持ちをおもんぱかる。

 それでも有村は「こうしてお互いが協力して作品を作るというのは、映像界にとっても大きな希望の一歩になるのではないかなと思うんです」と述べると「この作品でそういった垣根を超えられたということはとてもうれしいです」と笑顔を見せていた。

 この日は13日に30歳を迎える有村にサプライズで花束が贈られるというサプライズも。20代から30代へと大人の女性として変化を遂げているが、本作で共演し、現在、大河ドラマ「どうする家康」でも有村と共演している豊島は、現場での有村の立ち振る舞いに「女優さんとしても憧れだったのですが、女性としても憧れになりました」と羨望のまな差しを向けていた。

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