俳優の西野七瀬が5日、神奈川・関内ホールで行われた「第44回ヨコハマ映画祭」の表彰式に出席した。今年の1位に選ばれた映画『恋は光』に出演した西野は最優秀新人賞を受賞し、「いろんな作品に出て、少しずつ自分ができることが増えていったら」とあいさつした。

　ヨコハマ映画祭は、映画ファンが選考委員となって前年に公開された日本映画からベストテン作品と、監督賞、男優賞、女優賞、新人賞、脚本賞などを選出する祭典。スポンサーに頼らず、映画ファンによる手作りの映画祭にこだわり続けているのが特徴で、今年の1位は小林啓一監督の『恋は光』が選ばれ、作品賞、監督賞も受賞。さらに、出演している西野七瀬、神尾楓珠、平祐奈、馬場ふみかは最優秀新人賞に選ばれた。

　劇中でヒロインを演じた西野は「このようなすばらしい賞をいただくことができてうれしいです。『恋の光』のみんなで一緒に受賞できるなんて、ウソみたいな話」と驚きながらも喜びを語った。

　司会者から「今後も俳優一本でやってほしい」と太鼓判を押され、「いいんですかね」と恐縮。すると、客席からは拍手がわき起こり、西野は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。「毎作品、関わらせていただく中で悔しい思いというか、『どうやったらできるんだろう』とか悩んだりすることが意外に好きで。いろんな作品に出て、少しずつ自分ができることが増えていったらいいなと思います」と今後のさらなる飛躍を誓っていた。