俳優の北村匠海が4日、都内で行われた映画『スクロール』（公開中）の完成記念舞台あいさつに登壇した。

　YOASOBIの大ヒット曲『ハルジオン』の原作者としても知られる橋爪駿輝の小説『スクロール』（講談社文庫）が北村×中川大志のダブル主演で映画化。理想と現実のギャップにおぼれながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描いた青春群像劇となっている。この日のイベントには北村、中川、松岡茉優、古川琴音、志水康彦監督が登壇した。

　物語の内容にかけ、登壇者たちはそれぞれ「今年踏み出したいこと」を発表することに。北村は「僕はもう今、それで頭が一色になってしまっているんですけど……」と切り出し、「僕はゴルフのことしか考えていないです」と告白。「子どものときって撮影現場とかで照明さんとかがゴルフのスイングとかをしていて。『おじさんになったらこうなるのか』って思っていたんですけど、今、もうそうなっちゃってる」と照れ笑いを浮かべた。

　数年前にゴルフを始めたという中川の影響もあるそうで、中川は「ちょうどいい棒を探し始めるからね」とニッコリ。2人のやりとりを見守っていた松岡から「大人の俳優さんが集まるとゴルフの話か病院、健康診断の話しかしないよね。2人とも片足に突っ込み始めたんだね」とツッコミが飛び出し、北村は「人間ドックもいかなきゃって思っています」と付け加えた。

　さらに、北村は「ベースを買うか悩んでいる」という古川に「楽器なんて手に取ってみればいいと思う」とアドバイス。「ベースも弾きます。メンバーみんなで集まって曲を作るとき、僕はベース担当です」と明かしていた。