角川春樹の生涯最後のメガホン作…松本穂香&奈緒「みをつくし料理帖」特報の映像美
角川春樹の生涯最後のメガホン作として話題の「みをつくし料理帖」(10月16日全国公開)の特報映像が公開された。
運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情物語
角川春樹の生涯最後のメガホン作として話題の「みをつくし料理帖」(10月16日全国公開)の特報映像が公開された。
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髙田郁による累計400万部を超える大ベストセラー小説を原作とする本作は、幾度となく訪れる艱難辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語だ。
時は享和二年。大坂。8歳の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼馴染だった。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす2人だったが、その約束の夜から大坂に大洪水が襲う--。それから時は流れ、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働く澪の姿があった。あの大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、「つる家」の店主・種市に助けられたのだった。種市に天性の料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた。しかし、江戸の味に馴染めず試行錯誤の日々を過ごしいたのだが、やがて、「つる屋」の看板料理を見出していく。たちまち江戸でも評判になっていく店にある日、吉原の扇屋で料理番をしている又次(中村獅童)という強面の男がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。果たして、澪と野江は再会を果たせるのか……?
映像では、「食は人の天なり」という澪のセリフとともに、料理に向き合う澪の姿が映し出され、豪華なキャスト陣の顔ぶれに思わず酔いしれる贅沢な仕上がりだ。象徴的に使用されている桜の花びらが、上からではなく、下から上に向けて上昇していく花の舞として使われているのは、本作ならではのこだわりの一つだ。運命に翻弄されながらも懸命に生き抜く澪と幼馴染・野江との美しくも力強い姿に温かな感動を呼ぶ「みをつくし料理帖」。澪が身を尽くす料理の数々とともにも注目だ。