藤田まことさんの孫娘・花リナ、ドラマ初出演 きっかけは“はぐれ刑事”「西島秀俊さんに感謝」
俳優・藤田まことさん(享年76)の孫娘で歌手の花リナ(かりな)が、テレビ朝日系『警視庁アウトサイダー』(木曜午後9時)でドラマ初出演することが2日に分かった。
『警視庁アウトサイダー』第6話にシンガー役で登場
俳優・藤田まことさん(享年76)の孫娘で歌手の花リナ(かりな)が、テレビ朝日系『警視庁アウトサイダー』(木曜午後9時)でドラマ初出演することが2日に分かった。
本作は、人気ミステリー作家・加藤実秋の同名小説を原作とする新感覚の刑事ドラマ。“見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事”の架川英児(西島秀俊)、“一見さわやかなのに秘密をひた隠すエース刑事”の蓮見光輔(濱田岳)、“安定した就職先として警察を選んだやる気ナシ新米刑事”の水木直央(上白石萌歌)のトリオが巨悪に立ち向かう様を描く。
花リナは1998年4月生まれ。9歳までハワイで育ったバイリンガルで、祖父である藤田さんの影響もあってアーティストを志し、昨年、歌手活動を本格化。現在、オフィシャルYouTubeチャンネルで小松未歩のカバー楽曲を配信するなど精力的に活動している。
本作では、主演・西島の俳優デビュー作が藤田さん主演の人気ドラマ『はぐれ刑事純情派』であること、以来、西島がずっと藤田さんを敬愛してきた、というエピソードから、“架川=安浦刑事の大ファン”という設定が誕生。第1話で藤田さんのサイン色紙が登場したり、待ち受け画面や着信音が同ドラマのものだったりと随所に安浦刑事へのリスペクトをちりばめてきた。そんな西島の“はぐれ刑事愛”が“縁”となり、今回のゲスト出演が決定した。
花リナが演じるのは、架川が長野・春蘭市のクラブで出会うシンガー。9日放送の第6話で、架川は10年前のホステス殺人事件の手がかりを求めて単身、春蘭市へ。当時、被害者・歌川チカ(水崎綾女)が勤めていた店『コフレ』を訪れたところ、女性シンガーが客の前で歌っていた。
花リナは「うれしい気持ちの自分と信じられないという気持ちの自分がいました。出演の機会を与えてくれた西島さん、祖父に感謝です」と、今回のオファーを受けた際の驚きを告白。『はぐれ刑事純情派』がさまざまな形で登場する本作に、「祖父のファンの方々、そして祖父も喜んでくれたらうれしいなと思いました。今でも祖父のことを常にリスペクトしてくださるお気持ちに感謝しています」と素直に喜んでいることも明かした。
初めてのドラマ撮影は「たくさんのスタッフの方々が関わっていることに驚き、最初はかなり緊張しちゃいました(笑)」と固くなりがちだったとのことだが、そのプレッシャーをほぐしてくれたのが、西島の存在。「ごあいさつさせていただいたときに、とても優しく温かいオーラを感じました。西島さんが現場に入られると緊張感と同時に、勝手ながらですが何だかホッとしました(笑)」と、西島へのさらなる感謝を語った。