格闘技イベント「RIZIN」は1日、都内で2023年初の会見を行った。会見後、榊原信行CEOが囲み取材に応じた。朝倉未来と平本蓮の“法廷闘争”について見解を示した。

　これまで舌戦を繰り広げてきた両者。1月17日に未来が「平本蓮を訴えてみたやってみよう　金は掛れます」「そろそろ鬱陶しいでしょ？みんな」とツイッターに投稿。格闘技界に衝撃が走った。

　しかし平本は「朝倉未来に訴えられてみた　YouTubeで乞うご期待」「朝倉未来　格闘家で訴えるとかめちゃくちゃダセーな 戦って決着つけろよ　全然訴えてこいよ鼻デカ未来　裁判の様子とかYouTubeで余裕で元取れちゃうしね　グッバイ頭痛ニキ」とやり返していた。

　この件について榊原CEOは「法廷でも戦うし、リングでも戦うってなるんじゃないですか。（カードを組むのを避けることは）全然ないですね。法廷で争うくらい腹が立っているならリングで戦えばいいじゃんって普通になると思うんですよね。同じ階級だし」と思いを明かす。

　さらに「少なからず昨年9月のフロイド・メイウェザー（米国）との試合の後、未来が平本を挑発したワケですよ。『今度のドミネーターに勝ったら遊んであげてもいい』って。最初に振ったのは未来だよねって僕は思っているんですよ。その伏線は回収しなきゃダメでしょと。（未来が）目標とされるのは仕方のないこと。（周りが）良い意味でも悪い意味でもそこに関わっていくことで話題にもなるという存在です」と口にした。

　その上でプロモーターとしての意見も。「僕らとするとそういう流れも含めてお互い言いたいこともあるだろうし、ぐちゃぐちゃ言ってないで、4月と5月の結果では朝倉選手と平本選手がRIZINの舞台で決着をつける。そのように進めばいいかなと思います。その裏側で法廷闘争が始まっているなら、それはどうぞやってくださいって感じです」と見解を明らかにした。そして最後に「前代未聞でいいんじゃないですか」と笑った。