国際俳優・平岳大が生島企画室に入所 会長の生島ヒロシ「日本での仕事をサポート」

国際的に活動する俳優の平岳大(ひら・たけひろ=48)が1日から芸能事務所の生島企画室と所属契約したことが分かった。

1日付で生島企画室の所属となり、生島ヒロシ(右)とポーズを取る平岳大
1日付で生島企画室の所属となり、生島ヒロシ(右)とポーズを取る平岳大

父は故平幹二朗さん、母は佐久間良子

 国際的に活動する俳優の平岳大(ひら・たけひろ=48)が1日から芸能事務所の生島企画室と所属契約したことが分かった。

 名優の故平幹二朗さん(享年82)を父に、佐久間良子(83)を母に持つ平は、ダンサーで俳優の生島翔(37)がプロデュースする日本、フィリピンの共同制作映画『HUNT』(仮題、今秋公開予定)で主演。現在、撮影で自宅のある米ハワイから帰国している。関係者によると、平は近年、海外のエージェントと契約しているものの、日本での窓口がなかったため、同作での主演を機に生島企画室と契約するに至ったという。

 そして、平はこの日、TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食/一直線』(月~金曜午前5時)にゲスト出演。生島企画室の会長でパーソナリティーの生島ヒロシから「14光の中で生まれ、なぜ、暁星高からアメリカへ行かれたのですか」と聞かれ、当時のことを振り返った。

「サッカーをやっていて、小さい時から相手側の父兄に『アイツは佐久間良子の息子だ』と言われるのは慣れていたんですけど、中学2年生で四国へ遠征に行った時だけは許せなかったんです。帰って来て『学校やめていいですか』と、アメリカ行きを母に直談判したら、『とりあえず、中学は出なさい』って言われて、1年待って行ったんです」

 結局、平は暁星高を1年で中退し、米国に留学。ブラウン大理学部応用数学科に進学した。さらにコロンビア大の大学院修士課程に進み、帰国後は外資系企業に勤務した。そして、27歳で一念発起し、俳優に転向。両親が共演した舞台『鹿鳴館』でデビューしている。2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』では徳川慶喜役を好演。その後もNHK大河ドラマの『江~姫たちの戦国~』(11年)、『真田丸』(16年)などドラマ、映画に多数、出演。20年にはオーディションで英BBCとNetflixが共同制作したドラマ『Giri/Haji』の主演に抜てきされ、同年の英国アカデミー賞テレビ部門の主演男優賞にノミネートされた。現在は米ハリウッドの大作など5作品への出演が決まっている。

 生島企画室は、TBS出身の元アナウンサー生島ヒロシが1989年4月1日に設立。俳優の浅野温子、歌手で俳優の池畑慎之介、モデルで俳優の優木まおみ、朝比奈彩、AKB48の武藤十夢、グラビアアイドルの志田音々をはじめ、元TBSアナウンサー吉川美代子、元フジテレビアナウンサー寺田理恵子に加え、直木賞作家の今村翔吾氏も名を連ねている。所属のタレント、文化人の総数は130人超で、生島は「世界を股にかける国際俳優の平さんが、少しでも日本での仕事がしやすいようにサポートすることが、我々の使命です。平さんはとても人格者で、一緒に仕事をしていてとても勉強になります」と話している。

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