【罠の戦争】明らかになった鷲津と犬飼の過去 視聴者からは「残念です」の声が続々のワケ

俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『罠の戦争』(月曜午後10時)の第3話が、30日に放送された。

鷲津亨(左=草彅剛)と犬飼孝介(本田博太郎)【写真:(C)カンテレ】
鷲津亨(左=草彅剛)と犬飼孝介(本田博太郎)【写真:(C)カンテレ】

鷲津と犬飼の関係が明らかに「そんな過去が……」

 俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『罠の戦争』(月曜午後10時)の第3話が、30日に放送された。

(以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 今回は、草なぎ演じる議員秘書・鷲津亨(わしづ・とおる)と、鷲津が20年尽くしてきた大物衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)との過去の関係が明らかになった。

 同作は、愛する家族を傷つけられた草なぎ演じる議員秘書・鷲津が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させるリベンジエンターテインメント。2015年『銭の戦争』、15年『嘘の戦争』に続く復讐(ふくしゅう)シリーズ第3弾。

 中学生の息子・泰生(白鳥晴都)が歩道橋から何者かに突き落とされ意識不明になってしまった鷲津。犬飼は突き落とした人物を知っており、鷲津に事実無根の着服疑惑を投げかけ、事故として処理するように指示した。犬飼に復讐(ふくしゅう)を決意した鷲津は巧妙な罠を仕掛け、マスコミの前で犬飼の信用を失墜させることに成功した。

 まだ鷲津の罠に気づいていない犬飼は、鷲津を雇い続けていた。鷲津は政策秘書に昇進し、犬飼を失脚させるネタを掴むために調査を進める。

 鷲津の古くからの友人で二世議員の鷹野聡史(小澤征悦)は、息子のために犬飼を調べる鷲津に、事務所を変わるように提案する。すると鷲津は、20年前の犬飼との関係を明かした。

 早くに父親を亡くした鷲津は、20年前に母親が病に倒れた際、犬飼に助けられた。当時失業中だった鷲津は、入院中に個室に移るための差額ベッド代を払うことができなかった。そこへ犬飼がやって来て、「今すぐ個室に移りましょう。お金のことは心配しないでください。ご主人は、父が世話になったんですから」と支援してくれたのだ。鷲津の父は犬飼の父のもとで働いており、「亨くんのことは心配ありません。うちで働いてもらいますから」と鷲津を自身の事務所で雇った。

 鷲津は「犬飼さんのおかげで、母の最期は安らかだった」と振り返る。「次の選挙のことしか考えてないダメ議員でも、だから尽くしてきた。これからもずっとそうだと思ってた」と語る鷲津に、鷹野は「過去形か……」とつぶやくのだった。

 SNS上では鷲津と犬飼の関係に、「そんな過去が……。お母さんや自分を救ってくれたんだ」「病気のお母さんに良くしてもらった恩」と反応が。

 ドラマ終盤、犬飼は鷲津の罠に気づくと、民政党の鶴巻憲一幹事長(岸部一徳)の会合の場で鷲津の裏切りを暴露。怒りにまかせて鷲津にシャンパンを浴びせた。しかし、先手を打っていた鷲津の策略にハマり、大臣を解任されることになった。

「満足か……昔の恩を忘れて、俺をここまで」と恨み節を吐く犬飼。しかし鷲津は、「やましかったからでしょ」と返す。「俺と母に親切にしたのは、昔、犬飼家の会社で父が過労死したからだ。知ってましたよ俺」と、犬飼の本心を知っていたと告げた。

「それでも感謝してた。俺と母を助けてくれたこと」と語る鷲津に、「違うよ」と答える犬飼。「お前を雇ったのはな、助けたんじゃない。利用できると思ったからだ。いつでも切り捨てられる駒を、差額ベッド代で手に入れた。それだけだ」と説明すると、「お前なんて者はな、その程度のものなんだよ、わしづっ!」と言い切った。

 犬飼の言葉に「犬飼大臣ちょっと!クズすぎて笑った」「どこまでも底意地の悪い犬飼大臣」とコメントが。一方、今回で失脚した犬飼に対し、「犬飼大臣の『わしづっ!』がめちゃ好きでした」「わしづっっ。もう聞けないのかぁ~」「犬飼さんの『鷲津ゥッ』が来週から聞けないのは残念です」と惜しむ声も見られた。

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