小堺一機、初ドラマ出演時は「16回NG」 月9出演で“若き才能”を絶賛「とても素晴らしい」【女神の教室】
タレントの小堺一機がロースクールの教務主任として出演中のフジテレビ系連続ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(読み:テミスのきょうしつ/月曜午後9時)の取材会に出席。ドラマの撮影現場で驚いたことやテレビに出始めるようになった当時について語った。
小堺一機はテレビに出たくて芸能界に興味
タレントの小堺一機がロースクールの教務主任として出演中のフジテレビ系連続ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(読み:テミスのきょうしつ/月曜午後9時)の取材会に出席。ドラマの撮影現場で驚いたことやテレビに出始めるようになった当時について語った。
本作は、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫(北川景子)と取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント作品。柊木は「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開する。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こしていく。
19年ぶりのフジテレビ連ドラ出演となる小堺は「ハイテクで驚きました。みんなタブレットを持って、カメラも小さくて、照明もLEDで熱くないんですよね。(出演者も)アドリブ入れたり、ディレクターさんからの指示にも正しく返して、『いまどきの若いモンは……』なんて言えません。僕が初めてドラマに出たときは、あがっちゃってセリフが言えなくて16回もNGを出したり、アドリブを入れたら先輩に『変えたんだな、次もそうやるんだな』って言われていたんです。すごく歳を感じますよ。長くやっていると面白いですね」と感慨深い様子。
また、「北川さんは、座長だけどさりげないというか、座長感がなくていいですね。ずっとビシビシビシやっているんじゃなくて、普段は柔らかくしていて、ここぞというときにピンって。山田(裕貴)くんも、さりげなく『アクセントをつけたほうがいいよ』って上からじゃないようにアドバイスしたり。教わるのは簡単でも教えるのって難しいんですよ。とても素晴らしいと思います」と共演者へ関心を寄せた。
さらに、「今までも法廷ものは多かったけど、完成された人たちが出てきていたので、今回は学生たちの話っていうところが新しい視点だと思うんです。恋愛ではなく青春もので、反発しながらも、みんなで成長していくみたいな。自分の青春時代を思い出している感じですね」と、作品をいち視聴者として楽しんでいることも明かした。
そんな小堺は、テレビに出たくて芸能界に興味を持ち、1977年に素人発掘番組で17代チャンピオンになったことをきっかけに出るようになった。
「その番組が終わってこのまま辞めたら後悔すると思って、反対する親に『3年だけやらせてください』ってお願いしました。でも、基礎も何もないから、勝新太郎さんが作った学校に応募したら受かって……。ジャズダンスとか日本舞踊とか、勉強になりましたね。最初は俳優をやりたいって言っていたんですけど、『君はしゃべりがうまいから、そっちを活かして』って言われたんです。『やりたい』って思うと仕事はこないけど、『向いてない』って思うと仕事がくるんですよね。でも、当時はコントが楽しかったので、個人の仕事はなくてもいいやと思ってました。全然ハングリーじゃなかったです」と当時の思いを語った。
そして、84年にスタートしたフジテレビ系『ライオンのいただきます』でMCを任された小堺は「絶対うそだと思いました。ドッキリだと思っていたのに、記者会見もなかなか終わらなくて本当なんだって。ただ、全然できないんですよ。あがっちゃって、しゃべれない。『お前はまだ、お客さんに好かれてるとか嫌われてるって段階じゃない。お客さんを信用させろ。あがってないフリしてるのがバレてる』『なんで1人でしゃべってるの。素人が頑張っているのを見せられるほどつらいことはない』って言われたんです。だから正直に『あがっちゃった~!』って言ってみたら、数字が上がってきましたね。僕は、一度ぼこぼこにしごかれて、それから楽しくなるみたいな感じです」と振り返った。