【Get Ready!】“クイーン”松下奈緒の思わぬ経歴に視聴者びっくり「すごい過去」

俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系日曜劇場「Get Ready!」の第4話が29日、放送された。謎に包まれていた俳優の松下奈緒演じるオペナース、クイーンの過去が明らかになり、思いもよらぬ彼女の経歴に視聴者からは「すごい過去だな…」と驚きの声が上がっている。

松下奈緒【写真:ENCOUNT編集部】
松下奈緒【写真:ENCOUNT編集部】

天才彫刻家に突きつけられた「命か才能か」

 俳優の妻夫木聡が主演を務めるTBS系日曜劇場「Get Ready!」の第4話が29日、放送された。謎に包まれていた俳優の松下奈緒演じるオペナース、クイーンの過去が明らかになり、思いもよらぬ彼女の経歴に視聴者からは「すごい過去だな…」と驚きの声が上がっている。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームを描いた、医療エンターテインメント。表の顔はパティシエ、裏の顔は大病院が匙(さじ)を投げた患者をも救う超人的なオペ技術を持つ孤高の天才執刀医・エースこと波佐間永介を妻夫木、表の顔は国際弁護士、裏の顔はエースの相棒として闇医者チームの交渉役・ジョーカーという下山田譲を藤原竜也、過去は謎に包まれているが腕は超一流のオペナース・クイーンこと依田沙姫を松下、カルテの盗み出しから闇医者チームのセキュリティーまでを担う若き万能ハッカー・スペードこと白瀬剛人を日向亘が演じる。

 第4話の患者は、彫刻家の古賀洋子(美村里江)。天才彫刻家として注目を集めていた彼女は、脳腫瘍によって思うように作品作りが進まないこと、腫瘍の摘出は不可能と診断されたことに悩んでいた。いつも通りジョーカーが手術の交渉に行くと、彼女も彼女の恋人である倉木(青柳翔)も手術を希望。洋子は6億円という金額を自ら提示し、契約はすんなりと結ばれた。

「彼女ならエースも絶対に文句を言わないだろう。実に気分がいい」と喜ぶジョーカーだが、彼女のMRI画像を確認したエースは洋子のアトリエを訪ね、本当に手術を受ける気があるかと尋ねる。MRI画像から彼女が脳腫瘍の影響による後天性サヴァン症候群であることを見抜いたエースは、今の“天才彫刻家”の地位はサヴァン症候群によるものだということ、腫瘍を取り除くと命は助かるが彫刻家としての才能は失われてしまうことを説明。その上で洋子に「命か才能か、あんたが生きる価値を選んでくれ」と決断を迫る。

 エースから言い渡された衝撃の事実を受け止めきれない洋子は、手術を受けることを一旦保留に。「腫瘍を取ったら、もう今のようには作れなくなる」と命よりも才能を取ろうとする洋子をジョーカーと倉木は説得するが、彼女はなかなか手術を快諾しない。

 いよいよ容体が悪くなり痙攣を起こした洋子は、駆けつけたエースの耳元で「生きていたい…」と話し、手術を受けることを願い出る。一見、全ての腫瘍を取り除き才能よりも命を取ったかに見えた洋子だったが、実際にエースの耳元で願ったのは「今の私のまま生きていたい」ということ。患者の思いを大切にしたエースは洋子の望み通り腫瘍を全て取り除くのではなく神経と視野の症状が回復するよう一部だけを切除し、最期まで彫刻家として生きていたいという彼女の意志を尊重したのだった。エースの手術のおかげで彫刻家としての活動を再開した洋子は「死を見つめる獣」というタイトルの作品を完成させる。その作品は第30回フィレンツェ・トリエンナーレ金狼賞を受賞するが作品の展示会に洋子はおらず、命を彫刻に捧げた天才彫刻家のまま生涯を閉じていた。

 今回は、謎に包まれていたクイーンの過去も明らかに。自分の過去に興味を持つスペードに今の顔はエースの手術を受けて生まれたもので、元の顔は違うこと、仮面ドクターズのオペナースになる前は大手ジュエリーメーカーのデザイナーだったことを説明。宝石のデザインの他に人工ダイヤの研究もしていたと振り返ると、「私の全てだった」としみじみと話す。

 その経歴からなぜ仮面ドクターズに仲間入りしたのかと尋ねるスペードに、クイーンは「命を狙われたから」ときっぱり。人工ダイヤによってダイヤの価値が暴落することを恐れた闇社会に人間に命を狙われ、顔と名前を捨てて生きることを決意。行くあてもないクイーンはエースの訓練を受けてオペナースとなったのだった。

 命と才能どちらを取るかという決断を迫られる洋子に過去の自分を重ねていたクイーンは、腫瘍により倒れてもなお手術を迷っている洋子に「手術を迷うなんてバカだって思ってるでしょう」と話しかけられると、「私もあの男に言われたことがあります。『お前は全てを失ってでも生きる価値はあるのか?』って」と自分の過去を洋子にも話し始める。自分にも洋子にとっての彫刻のように大切なものがあったこと、でも生きるためにそれを手放したことを明かし「今でも何が正解だったか分かりません。でも選んだのは私。納得はできる」と正直な気持ちを吐露。その上で洋子にも、自分が納得の行く結果を自分で選ぶことを薦める。

 クイーンの過去に驚いた視聴者も多く、SNSは「クイーンの顔、エースが整形手術したの!?」「命を狙われたってすごい過去だな…」と大騒ぎ。クイーンとのやりとりを経ても命より才能を選んだ洋子の決断にもコメントが多く寄せられ「彼女は才能を取ったのね」「長く生きられないとしても彫刻家としてあり続ける道を選んだのか」と感じ入る感想が見られた。洋子を演じた美村の演技力について「すごい役者になったな~」と絶賛するコメントもあった。

 また第4話にはエースが千代田医科大学附属病院の医師だったのかと思わせるようなシーンもあった。仮面ドクターズについて心当たりがありそうな院長兼理事長・剣持(鹿賀丈史)の表情にも注目が集まっており「ひょっとして鹿賀丈史が仮面ドクターズのボス?」という推理も上がっている。

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