菅野美穂、豊川悦司の“業を背負った色気”にほれぼれ 天海祐希も共感「すばらしかった」
映画『仕掛人・藤枝梅安』の完成披露試写会が26日、都内で行われ、豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、椎名桔平、佐藤浩市、メガホンをとった河毛俊作監督が参加した。
映画『仕掛人・藤枝梅安』の完成披露試写会
映画『仕掛人・藤枝梅安』の完成披露試写会が26日、都内で行われ、豊川悦司、片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、椎名桔平、佐藤浩市、メガホンをとった河毛俊作監督が参加した。
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原作は累計発行部数600万部を超えるベストセラー、池波正太郎の時代小説「仕掛人・藤枝梅安」(講談社文庫刊)が原作。過去に何度も映像化されているが、2023年が池波正太郎生誕100年と節目になることから、新たな作品を公開する。これまでそうそうたる役者たちが演じてきた梅安は豊川、その相棒の彦次郎を愛之助が演じる。
梅安と深い仲となる、料理屋・万七の女中おもんを演じた菅野は、「おもんは梅安さんにすごくひかれている。梅安さんから闇を感じ取っていても、そこにもひかれている。(その闇について)もっと聞きたいけど、それはいけないと感じている。おもんは精神的に男性に尽くす女性だった。寄り添う人」とキャラクターを紹介した。
梅安役の豊川とは“色っぽいシーン”もあるといい、「この姿を見たお客さん喜んじゃうねっていう魅力があふれ過ぎていた」とメロメロ。梅安の髪型は坊主のため「この色気は短髪でいいのかと思ったけど、ところがあの梅安のヘアスタイルでも、生と死を煮詰めたような業を背負った色気があった。すばらしかった」と称賛した。
万七の内儀・おみの役の天海も「何作か豊川さんとご一緒しているけど、今回はたくましさよりも、一歩引いた青白いようなものを感じた。闇を背負っている男性は女性には魅力的。本当にすてきでした」と魅了された様子だった。
撮影は冬の京都で行われており、時には雪も降ったという。坊主だった豊川は、頭皮に直接に雪が舞い降り「頭が寒い」と凍えていたが、「天海さんが何回か雪を払ってくれた」と優しさに感謝していた。
本作は2部作で、『仕掛人・藤枝梅安』は2月3日、『仕掛人・藤枝梅安2』は4月7日に公開される。