羽生結弦、7年ぶりの自叙伝が発売決定 スケート観やスーパースラム達成までの歩みを描く
ソチ五輪・平昌五輪金メダリストのフィギュアスケーター・羽生結弦が、7年ぶりの刊行となる自叙伝『蒼い炎』シリーズ第3巻『蒼い炎III-究竟編(くきょうへん)-』(扶桑社)が、2月2日に発売されることが24日に発表された。
印税をすべてアイスリンク仙台に寄付
ソチ五輪・平昌五輪金メダリストのフィギュアスケーター・羽生結弦が、7年ぶりの刊行となる自叙伝『蒼い炎』シリーズ第3巻『蒼い炎III-究竟編(くきょうへん)-』(扶桑社)が、2月2日に発売されることが24日に発表された。
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『蒼い炎』は2011年の東日本大震災でホームリンクが被災し、練習場所を求めて全国のリンクを転々としていた羽生に、遠征費用の役に立てればと出版をオファーした企画。ところが、羽生は自身の印税をすべて、被災したアイスリンク仙台に寄付することを望んだ。
これまで1巻と2巻合わせて35万部を超えるロングセラーとなっている『蒼い炎』。羽生の印税と出版社の売上げの一部は、リンクを運営する加藤商会に寄付され、アイスリンク仙台の送迎バスなどに活用されている。
第3巻の「究竟編」は、世界歴代最高得点を連発した2015-2016シーズンを終えた羽生のオフシーズンから始まる。たび重なるけがに苦しみながらも、66年ぶりの五輪2連覇を果たし、その後20年四大陸選手権で男子史上初のスーパースラムを達成するまでの歩みが描かれている。
「究竟(くきょう)」とは「究極に達すること」、仏教用語で「無上」を意味する言葉だ。夢の五輪連覇を達成したあとも、技術と芸術が融合する「理想のスケート」を求めてストイックに境地を目指した羽生。その姿は修行僧や求道者と重なるものがあり、この副題となった。
構成を担当したのは、長年羽生を取材してきたスポーツライターの折山淑美氏。試合直後の取材のやりとりで演技内容を自己分析していく姿や、オフシーズンに折山氏だけに語ったスケート観など、羽生の深い洞察や逡巡する想いがつづられている。
カバー写真は、「通常版」にはスーパースラムを達成した20年四大陸選手権でのエキシビション『Hope & Legacy』を使用。また、「Amazon & 楽天ブックス限定版」では、19年GPファイナルでのエキシビション『ノッテ・ステラータ』の写真を採用した。ともにノービス時代から羽生を撮影してきた、カメラマンの浅倉恵子さんによる写真で、今回公開された裏表紙には、18年夏、トロント・クリケット・クラブで公開練習取材時のリラックスしたポートレイトを採用している。「究竟編」発売に際して、2種類の裏表紙も初公開となった。
続編となる『蒼い炎IV』は今春発売予定という。