昨年12月に詐欺容疑で逮捕されたキックボクサーのぱんちゃん璃奈こと岡本璃奈が、自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開した。

　23日に「申し訳ございませんでした」と題した動画を投稿。冒頭で深く頭を下げると、「このたびはたくさんの方にご迷惑とご心配をおかえしたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、再び頭を下げた。

「私の軽率な行動で被害者の方を深く傷つけてしまい、本当に申し訳ございません。被害者の方とお会いさせていただき、謝罪を受け入れてくださいました。このようなことをしてしまったにもかかわらず、本当に寛大な心でお許しをいただきました。ありがとうございます」と涙ながらに吐露。「こんな私に対しても、体調のことを気遣ってくださったり、今後の私のことについても、嫌な思いをさせてしまったにもかかわらず、『リングに上る姿をもう一度見たいです。応援しています』という温かい励ましの言葉をたくさんくださいまして、本当に感謝しております。いただいた優しいお言葉に、本当に心が救われました。胸にしっかり刻んでいこうと思います」と続けた。

　また、逮捕の翌日には釈放されていたことを明かしつつ、被害者への謝罪を優先したことでファンへの謝罪が遅れたことを報告。サインを偽造してしまった那須川天心、武尊にも謝罪し、「格闘家として表に立って、夢を与える立場でありながら、本当に許されないことをしてしまいました。以前からファンであると言っていた選手の名前を使ってご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございません」と言葉を絞り出した。

　その上で、今回の件の動機について言及。「ぱんちゃん璃奈としていろいろなお仕事もあり、お金はたくさんいただいていました。十分に、練習に専念できる環境にありました。今回の事件を起こしてしまったのはすべて、私の心の問題です」と、金銭面で困窮していたという報道は否定し、知人から勧められた投資で詐欺被害に遭い、1500万円以上の損失が生まれていたことが発端となっていたことも告白している。

　最後には「もう二度とこのようなことはいたしません」と語り、今後は「未定」とした。コメント欄では「やってしまった事、被害者と話がついた事、聞けてよかったです」「こんなときでも周りに居てくれる人を大切にして下さい」「失敗してもやり直せる事を証明して欲しい」などの声が上がっている。