TBS向井政生アナ59歳で死去 19年11月に顎下腺がん公表 後輩の安東弘樹アナ「突然の事で…」

TBSアナウンサーの向井政生(むかい・まさお)さんが21日午前、都内の病院で死去した。59歳だった。向井さんは、2019年11月に顎下腺(がくかせん)がんが見つかり、手術を受けたことを公表していた。

向井政生さん【写真:TBS提供】
向井政生さん【写真:TBS提供】

顎下腺がんは唾液腺の1つである顎下腺に発生する悪性腫瘍

 TBSアナウンサーの向井政生(むかい・まさお)さんが21日午前、都内の病院で死去した。59歳だった。向井さんは、2019年11月に顎下腺(がくかせん)がんが見つかり、手術を受けたことを公表していた。

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 川崎市出身の向井さんは、桐蔭学園高を経て、早大第一文学部卒業。1988年にアナウンサーとしてTBSに入社し、スポーツ担当、ニュース番組に加え、多くのラジオ番組に出演するなどし、ナレーションに定評があった。関係者によると、昨年初夏まで仕事をしていたが、その後は療養のため休んでいたという。TBSによると、葬儀日程は非公表。

 訃報を受け、元TBSでフリーの安東弘樹アナウンサーは自身のツイッターを更新し、向井さんを悼んだ。

「突然の事で驚き信じられません。私が唯一メインMCを担当した帯番組『2時ピタッ!』で、『ヲタクキャラ』に徹した中継が好評で、視聴率向上の、キッカケを作って下さった向井さん。(番組は短命に終わりスミマセン) 一度、真剣に口論をしたのも良い想い出です、、、合掌」

 日本頭頸部外科学会の公式サイトによると、顎下腺がんとは、大唾液腺の1つである顎下腺に発生する悪性腫瘍(がん)で、唾液腺がん全体の2~3割を占める。顎下腺はあごの下に左右一対存在する母指頭大の臓器で、症状は他の唾液腺がんと同様に当初無痛性の腫瘤として自覚することが多く、増大・進行とともに痛みやしびれなどが出現することもある。これらの症状が出現した場合は悪性腫瘍の可能性を考える必要があり、顎下腺腫瘍全体の約5割が悪性腫瘍とされている。その比率の高さも特徴の1つになっている。

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