竹野内豊、“八咫烏の聖地”で『イチケイ』ヒット祈願「風に乗って多くの皆さんのもとに」
俳優の竹野内豊が20日、主演を務める映画『イチケイのカラス』(公開中)のさらなる大ヒットを祈願するために和歌山県が誇る世界遺産・熊野本宮大社を訪れ、田中亮監督とともに大ヒット祈願イベントに参加した。
“カラス”おみくじで出てきた文字は「風」
俳優の竹野内豊が20日、主演を務める映画『イチケイのカラス』(公開中)のさらなる大ヒットを祈願するために和歌山県が誇る世界遺産・熊野本宮大社を訪れ、田中亮監督とともに大ヒット祈願イベントに参加した。
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講談社『モーニング』で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送された連続ドラマ『イチケイのカラス』は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部“通称:イチケイ”を舞台とする、日本の民放連続ドラマ史上初めて刑事裁判官を主人公にした新しい切り口と、真実をつかもうとする中で見える切ない人間ドラマ。
そんな同作の映画が13日より全国で大ヒット公開中となっている。公開7日間でで観客動員数31万人、興行収入4億円を突破し、興行収入10億円突破を見込めるスタートを切った。
さらなるヒットを祈願して竹野内と田中監督は、熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心で、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮である熊野本宮大社をとずれた。
境内のいたるところに飾られているのは、日本サッカー協会のシンボルとしても有名な3本足のカラス=“八咫烏(ヤタガラス)”。熊野本宮大社では、神の使者である八咫烏が神武天皇を熊野から奈良まで道案内した、という日本書紀・古事記に書かれた物語から、「導きの神烏」として信仰している。ドラマ『イチケイのカラス』の中でも八咫烏をモチーフとしたイラストが登場しており、作品にとって熊野は縁深い場所であるといえる。
初めて熊野本宮大社に「行ってみたい」と公言していた竹野内は、目に映る景色の美しさに圧倒された様子。さらなる映画大ヒットのご祈祷をしてもらうこととなった。竹野内は終始、神妙な面持ちで約20分のご祈祷を受け、玉串を奉納し、心を込めて大ヒットを祈った。
ご祈祷を終えた竹野内は、「映画が多くの方々に喜んでいただける作品になることを神様にお願いしました。そして、この世の中が早くコロナやいろいろなことが明けて、少しでもみんなが心に希望を持てるように、そういう時代が早くくるといいな、と思っていました」と語った。
また、宮司の案内のもと、境内を散策。158段の石段を登っても、爽やかな笑顔を見せ、田中監督と散策を楽しみ、「すごいな~」と思わず声を漏らす場面も。そして、通常は公開していないという、本殿の奥にある“籠縁(こもりえん)”に特別に案内をしてもらった竹野内は、宮司の説明を熱心に聞き入り、何度も質問をしたりと終始興味深い様子だった。
その後、竹野内と田中監督で“カラス”の形をしたおみくじを引いた。同地のおみくじは、大吉や吉などが記載されるものではなく、漢字1文字が与えられるというユニークな内容。竹野内は「風」、田中監督は「和」をそれぞれ引き、竹野内は「『イチケイのカラス』が公開して飛び立ち、その風に乗って多くの皆さんのもとに届くといいなと思ってます」と“風”を使ったコメントを残した。それに対し、田中監督も「チーム一丸、“和”となって作ったイチケイが多くの人に届くことを祈ってます」と熱い思いを語った。