『週刊朝日』の休刊決定で高まる“宮崎美子”表紙待望論 女子大生シリーズにおじさん“胸キュン”

1922(大正11)年に創刊された国内最古の総合週刊誌『週刊朝日』の休刊が発表され業界に波紋が広がっている。週刊誌市場の縮小が主な理由だが、中高年世代の男性にとって思い出深いのは同誌表紙の「女子大生シリーズ」だ。中でも衝撃的だったのが80年1月25日号の表紙を飾った現女優の宮崎美子の愛くるしい写真だ。

宮崎美子【写真:荒川祐史】
宮崎美子【写真:荒川祐史】

20年に“還暦ビキニ”を披露 40年前の表紙と同じ篠山紀信氏が撮影

 1922(大正11)年に創刊された国内最古の総合週刊誌『週刊朝日』の休刊が発表され業界に波紋が広がっている。週刊誌市場の縮小が主な理由だが、中高年世代の男性にとって思い出深いのは同誌表紙の「女子大生シリーズ」だ。中でも衝撃的だったのが80年1月25日号の表紙を飾った現女優の宮崎美子の愛くるしい写真だ。

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 当時、宮崎は熊本大学法学部3年生。ふっくらとした頬に人懐こい照れたような笑顔。いかにも地方の国立女子大生らしい素朴ないで立ちがかえって新鮮な驚きを呼んだ。それから数か月後にはテレビでさらに衝撃的なCMが放映された。真っ青な海が広がるビーチの木陰であたりを気にしながら宮崎がTシャツとジーンズを恥じらいながら脱ぎ、青いビキニ姿になるという作品で、スポンサーはミノルタ(機種X7)。B84W60H86のフレッシュな肢体の宮崎は窮屈そうなジーパンからむっちりしたヒップを弾き出す健康的なショットを披露し、「水着モデルはスリム」という業界の常識を打ち破った。この“ジーパン脱ぎ”のCMは大人気を呼び、ミノルタのカメラが爆発的な人気を呼んだことが今でも語り草となっている。また、タレントの故志村けんさんが『8時だョ!全員集合』でこのCMの物まねをするコントまで登場するなど一世を風靡した。

『週刊朝日』の表紙とミノルタのCMで時の人となった宮崎は女優としてデビュー。TBS系『元気です!』、同『2年B組仙八先生』、日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』などに次々と出演し、人気女優としての地位を確立していった。最近では20年秋に芸能生活40周年を記念した自身初のカレンダー『2021年度版カレンダー&フォトブックセット』(税抜き6000円)を発売。ビキニ姿の披露は40年ぶりとなり、「ミノルタのCMから40年後の今もピカピカに光った水着姿がかわいい」とおじさんの胸をキュンキュンさせた。

 そんな宮崎にとって、国民的女優としての飛躍のきっかけを作った『週刊朝日』の休刊は至極残念な出来事だろう。所属事務所のホリプロはENCOUNT編集部の取材に「休刊について特に宮崎のコメントは準備していませんが、休刊に向けて『週刊朝日』さんでもこれまでの歴史を振り返る企画などを検討されていくのではないでしょうか」と話した。

 実は宮崎は21年冒頭に発売された『週刊朝日』の99周年記念特集号(同年1月14日号)の表紙にカムバック。撮影は40年前と同じ篠山氏で、40年前の同誌を手にしたノースリーブ姿の宮崎が当時と変わらない愛くるしい笑顔を向けている。同号では78年から97年まで19年間にわたり同誌の表紙を撮り続けた篠山氏の作品を振り返る特大グラビア特集や宮崎のインタビューも掲載された。

『週刊朝日』は5月末で休刊予定。同誌ではこれまでの歴史を振り返る数々の特集が組まれるはずで、同誌の歴史に残る宮崎の表紙写真についても取り上げられる可能性は高い。大学生の頃から40年来、宮崎をウォッチしてきた中年男性ファンは「水着とはいかないまでも再度、宮崎さんの表紙写真を見たいですね」と期待を高めている。

次のページへ (2/2) 【動画】水着グラビアの裏側を語る宮崎美子
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