俳優の白石聖が3月1日にスタートするドラマ『とりあえずカンパイしませんか？』（水曜深夜1時）で、テレビ東京ドラマ初主演を果たすことが18日に発表された。

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　本作は、『孤独のグルメ』や『サ道』といった人気シリーズを手掛けるテレビ東京が、日本独特の文化とされる“合コン”をテーマに切り取った新感覚ドラマ。舞台は“合コン”でもキスシーンやラブシーンなどは敢えて描かず、共感性の高いセリフの数々と役者の芝居をたっぷり堪能できる、老若男女が気軽に楽しめるシチュエーションコメディーとなる。

　白石が演じるのは、自己紹介が苦手で人見知りな主人公・香山花火。ドラマ「I”s」や映画「胸が鳴るのは君のせい」など王道ラブストーリーでの透明感ある演技が印象的な白石が、今回“合コン”という大人な恋愛のワンシチュエーションを舞台に、今までとは一味違うハートフルでコミカルな演技に挑む。

　また共演には、体育会系で姉御肌な町あけび役を、映画『七つの会議』といった名俳優が集まる作品でも堂々とヒロインを演じた朝倉あき、ポジティブで社交性の高い白石若菜役には、乃木坂46を卒業後女優として話題作に立て続けに出演している北野日奈子が演じる。脚本は、ポップカルチャーな作風で演劇界をけん引し、ファンを公言する俳優・女優も数多く存在する劇団「ロロ」の主宰・三浦直之、監督は、映画『おいしい家族』や『ずっと独身でいるつもり？』など新進気鋭の若手監督として話題を集めるふくだももこが務める。

　出演者、スタッフのコメント全文は以下の通り。

○白石聖
「正直なところ私は合コンを経験したことがなく、お酒もそこまで得意な方ではありませんが、お話をいただいて台本を読んだとき、たまには誰かと飲んでみたいかも。と、そんな気持ちになりました。以前から、ふくだ監督とご一緒させていただきたいと思っていましたし、井上監督の演出を受けられるのも今から楽しみです。一日の終わりに、一緒にカンパイしながら見てもらえるような作品にできたらと思います」

○朝倉あき
「この女の子3人で、おしゃべりのお芝居に挑戦できることが今からとても楽しみです。“合コン”という日本独特かつ不思議な集まりの中で、役を通して発見することもたくさんありそう！　そして毎回どんな個性的なお相手がいらっしゃるのか、とてもワクワクしています。3人の中では最年長の『あけび』という人物像、台本を読めば読むほど興味津々です。素晴らしいキャストとスタッフの皆さんとご一緒できることに心の中で乾杯して、撮影にチャレンジしていきたいです！」

○北野日奈子
「今回『とりあえずカンパイしませんか？』に出演させていただくことを聞いた時は、新しい役にチャレンジできるというワクワクした気持ちでいっぱいになりました！　台本をいただいて読んでいるうちに早く若菜ちゃんになって花火さん、あけびさんとお酒を飲みながら語り合いたいとうずうずしました（笑）。若菜ちゃん、花火さん、あけびさんの出会いから、そこから訪れる登場人物にもほっこりしたり共感できる部分があると思います。撮影楽しんで頑張りたいです。放送をお楽しみにしていてください！」

○三浦直之
「ここ数年、友人と集まってお酒を飲んだりおしゃべりしたりする機会がめっきり少なくなりました。なので、集まることの楽しさや喜びをもう一度再発見するつもりでシナリオを書きすすめました。他愛のない話をしてる最中にふと訪れるおもいがけない瞬間が、日々を彩ってくれると信じてます」

○ふくだももこ
「『劇団ロロの三浦直之さん脚本のオリジナルドラマで、テーマは“合コン”です』と聞いたとき、『劇団ロロの三浦』あたりでもうすでに『このオファー絶対受けたい！』と心が躍り出していました。ロロファンの私にとって、脚本開発はずっと幸せな時間でした。合コンがテーマなのに、全然ギラギラしていないし、恋愛のかけひきもない。ただ丁寧に人間が描かれて、回を増すごとに登場人物たちが愛おしくなる。こんな合コンなら行ってみたいな～と思う、すてきな物語が生まれました。全4話と短い作品ですが、白石聖さん、朝倉あきさん、北野日奈子さんをはじめとするキャスト、スタッフの皆さんと一緒に走り抜けたいです」

○プロデューサー・中村晋野
「このドラマは、ある一人の男が毎週末合コンに行きたいという欲望を正当化するために企画したのが始まりです。それが始まりだったはずなのですが……。ファンタジーと共感の絶妙なバランスで、人と人との物語を紡ぎ出してくれる三浦直之さん。等身大の優しい世界観の中で、心に突き刺さる景色を届けてくれるふくだももこさん。そして、この“すてき”の掛け算からどんな魅力的な答えが生まれるのだろうと白石聖さん、朝倉あきさん、北野日奈子さん。皆さんにお願いしてみたら、まさか、ご了承いただけるとは！　もうこれは、なんとも面白そうな作品が生まれる予感しかしません!!　そんな思いもよらぬ“出会い”から生まれた“出会い”のドラマ、ぜひ皆さんにご覧いただけたらうれしいです」