『悪女について』田中みな実が“悪女”役「気負いはありました」 NHK BS4Kでドラマ化

NHKはBS4Kで3月13日午後9時からドラマ『悪女について』を放送する。主演を田中みな実が務める。

ドラマ『悪女について』で出演を務める田中みな実【写真:(C)NHK】
ドラマ『悪女について』で出演を務める田中みな実【写真:(C)NHK】

木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功らが出演

 NHKはBS4Kで3月13日午後9時からドラマ『悪女について』を放送する。主演を田中みな実が務める。

 同作は、有吉佐和子さんの名作長編小説を現代に置き換えてドラマ化したもの。

 富小路公子の謎の死から半年。彼女を取り巻く悪い噂は後を絶たない。小説家の梶谷亜弥は、悪女小説を書こうと奮起。富小路公子と関係のあった男たちなどに会い、証言を集めて、「悪女」の実像を追い始める。16歳からラーメン屋と宝石店で働きながら、株を学び、土地にも興味を持つ。どの人にも彼女なりの真心と愛をもって接し、誰もが自分だけと信じて疑わず、妊娠に逃げ腰の男たちには平然と「一人で産んで育てる」とそれを実行する。

 そして5年後、2人の息子を連れて戸籍謄本を手に、ある男の実家に現れる。慰謝料で土地を手に入れ、数年後には富小路ビルが建つまでに。その鮮やかすぎる変遷に複雑な思いの亜弥だったが、やがて、公子の虚飾の人生に隠された心の在り処にたどり着く。悪女と呼ばれてもなお貫いた一人の女の生きざまを描く。

 主演を務める田中は「原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています。“公子を類稀な愛しいキャラクターに”平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました。あなたの目には公子が悪女に映るでしょうか、それとも」とコメントした。

 田中のほか、木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功らも出演する。

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