【ONE】チャトリCEO、ムエタイ無差別級ワールドGPの開催発表 優勝賞金は1億3000万円

アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップの2023年の開幕大会「ONE FIGHT NIGHT6: SUPERBON VS. ALLAZOV」が14日、タイ・バンコクで開催される。興行にあわせて公式記者会見が11日に行われた。

ムエタイ無差別級ワールドGPの開催発表【写真:(C)ONE Championship】
ムエタイ無差別級ワールドGPの開催発表【写真:(C)ONE Championship】

ONE、2023年最初の大会は14日に開催

 アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップの2023年の開幕大会「ONE FIGHT NIGHT6: SUPERBON VS. ALLAZOV」が14日、タイ・バンコクで開催される。興行にあわせて公式記者会見が11日に行われた。

 会見の冒頭ではONEタイ支社の最高経営責任者のプレム・ブサラバボンウォン氏が「3年間のコロナ危機の後、ようやくONEチャンピオンシップがここタイに戻ってきました。14日に開催される大会が素晴らしい成功を収めることを信じています」とあいさつ。

 そして「今年は伝統あるルンピニー・スタジアムとパートナーシップを組み、『ONEルンピニー』が開催されます。ムエタイのメッカであるルンピニーで、スポーツ・エンターテインメントの世界最高峰と、最高のスポーツ・ツーリズムの融合を期待しています。この『ONEルンピニー』は毎週金曜日の夜に実施します。この模様は国内ではタイ最大のテレビ局『チャンネル7』で放送され、海外は世界170か国以上の国々に配信されます。タイ国内テレビでスポーツ・エンターテインメントがプライムタイムで放送されることは歴史的な快挙です。ムエタイからギャンブル性を排除し、真のスポーツ・エンターテインメントとしてムエタイを再興させることに我々は尽力致します」と宣言した。

 その後、チャトリ・シットヨートンCEOが登場。MMA期待の18歳女性ファイターとして活躍したビクトリア・リー選手への哀悼の言葉を述べ黙祷した。

 また会見では3つのサプライズを発表した。1つ目はムエタイの無差別級ワールドグランプリの開催だ。賞金額は100万ドル(約1億3000万円)で、真の世界トップのストライカーを決める16人制のトーナメントを実施するという。

 2つ目は、スタンプ・フェアテックスとアニッサ・メクセンがキックボクシングの暫定王座決定戦を争うこと。今回の混合ルールでの試合後、両選手の体調をかんがみ、2月または3月に実施予定ということだ。さらに3つ目は、ムエタイの復興と選手育成を目的とし、タイのジムなどに1000万バーツ(約4000万円)の寄付を行うとした。

ロッタン(左)も登場する【写真:(C)ONE Championship】
ロッタン(左)も登場する【写真:(C)ONE Championship】

『ONE FIGHT NIGHT6: SUPERBON VS. ALLAZOV』の対戦カード

・メインカード(7試合)

【メインイベント】
フェザー級キックボクシング世界タイトルマッチ
スーパーボン(タイ) vs. チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

【コーメインイベント】
フライ級キックボクシング世界タイトルマッチ
スーパーレック(タイ) vs. ダニエル・プエルタス(スペイン)

【コーメインイベント】
フライ級サブミッショングラップリング世界タイトルマッチ
マイキー・ムスメシ(米国) vs. ガントゥルム・バヤンドゥレン(モンゴル)

【ムエタイ & MMA 混合ルール・スーパーファイト アトム級】
スタンプ・フェアテックス(タイ) vs. アニッサ・メクセン(フランス)

【総合格闘技 キャチウェイト(215lbs)】
アウンラ・ンサン(ミャンマー) vs. ジルベルト・ガルバォン(ブラジル)

【キックボクシング フライ級】
ロッタン・ジットムアンノン(タイ) vs. ジドゥオ・イブ(中国)

【総合格闘技 フェザー級】
ゲイリー・トノン(米国) vs. ジョニー・ヌネス(米国)

・メインカード終了後に実施&生中継(2試合)

【ムエタイ 女子ストロー級】
アンナ・ジャルーンサック(タイ) vs. エカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)

【総合格闘技 キャッチウェイト(150lbs)】
キム・ジェウォン(韓国) vs. 佐藤将光(日本)

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