山下智久、“王道ラブストーリー”映画で主演 視覚障害者の難役に「深く考えました」

俳優の山下智久が主演を務める映画『SEE HEAR LOVE ~見えなくても聞こえなくても愛してる~』が、Prime Videoにて2023年に独占配信されることが13日に分かった。

イ・ジェハン監督(左)と山下智久【写真:(C)2023「SHL」partners】
イ・ジェハン監督(左)と山下智久【写真:(C)2023「SHL」partners】

10日からクランクイン 監督は『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン

 俳優の山下智久が主演を務める映画『SEE HEAR LOVE ~見えなくても聞こえなくても愛してる~』が、Prime Videoにて2023年に独占配信されることが13日に分かった。

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 連載していたピッコマでは100万以上「いいね!」を集めた人気ウェブ漫画家NASTY CAT作の「見えなくても聞こえなくても愛してる」の実写映画化となる今作。次第に目が見えなくなる病を患った漫画家と、それを支える生まれつき聴覚障害を持つ女性の切なくも温かい愛にあふれたラブストーリーだ。

 本作の主演を務めるのは、約6年ぶりに王道ラブストーリー作品を演じる山下。自身初の漫画家、そして視覚障害者の難役に挑む。ハリウッド映画『The Man From Toronto』の撮影に参加するなど、海外作品へも意欲的に参加し、国内外で活躍する。さらには音楽活動も精力的に行い、俳優としての存在感を増しながらアーティストとしての活躍も目覚ましい。

 そして、監督を務めるのは、韓国映画『私の頭の中の消しゴム』を手掛けたイ・ジェハン。2010年には日本で撮影した『サヨナライツカ』を監督、演出。以降『戦火の中へ』、『第3の愛』、『オぺレーション・クロマイト』など幅広い作品を演出し、グローバル感覚を備えた監督として評価されており、本作では山下と共に、韓国の監督・スタッフらと作り上げる。

 そんな山下はイ監督について、「以前から、イ・ジェハン監督のファンでもありましたので、今回のお話をいただいた時、とても光栄に思ったのと同時に、この作品を見て下さる方に何を受け取ってもらえるか深く考えました」と明かした。

 また、今回の作品について、「視力を失うという厳しい現実を突きつけられた真治が耳の聞こえない響と出会うことで、どう成長し何を乗り越えていくのか。昨日までのあたりまえが、突然奪われてしまう。そんな状況の中、人生で何を大切にするべきか、真実の愛をそっと見せてくれるような優しい作品にしたいと思いました」とコメント。

 10日からクランクインした山下は、撮影に向けて「物理的に見えなくなった事で何に気付き何が見えるようになるのか。障害として受け取るのではなく、生きる強さに変換して少しでも勇気を受け取ってもらえるよう監督、そして共演者の方々始め、現場にいるすべての皆さんと力を合わせて真摯(しんし)に作品作りに取り組んで参ります。完成を楽しみにしていただけたら幸いです」と意気込んだ。

 イ監督は、「このような意味深い作品で日本の観客にお会いできると思うと、とてもうれしく胸が高鳴ります。日本を代表する情熱的な俳優・山下智久さんと作品をご一緒することができて本当に光栄です。『SEE HEAR LOVE』を通して『見る』というものが何なのか、『聞く』というものが何なのか、そして『愛する』というものが何なのかを濃密に追求し、掘り下げていきたいと思います」とコメントした。

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