北村匠海、新成人に「ありのままでいて」 自身は「高校生から何も変わっていない」

俳優の北村匠海が8日、都内で行われたアニメ映画『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。当日は共演者の當真あみ、藤森慎吾、原恵一監督も登壇。4人は同作をアピールしていた。

映画『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】
映画『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】

北村匠海が映画『かがみの孤城』をアピール

 俳優の北村匠海が8日、都内で行われたアニメ映画『かがみの孤城』大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。当日は共演者の當真あみ、藤森慎吾、原恵一監督も登壇。4人は同作をアピールしていた。

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 同作は辻村深月の同名ファンタジーミステリー小説のアニメ映画化。学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生・こころの部屋の鏡が突然光ったので、吸い込まれるようにかがみをくぐり抜けると城のような建物にたどり着く。そこで出会ったのは同じような境遇の中学生6人。こころも含めて7人は「かがみの孤城」の秘密を探ることになる。

 現在25歳で、中学1年生のリオン役を演じた北村は「當真さんは等身大の年齢に囲まれていましたが、僕はリオンと年が離れているので、どうしようと思ったんです。でも、監督に『そのままでいい、役者の声がほしい』と言っていただいたので、ノビノビとやらせていただきました。楽しかったです」と振り返りつつ、「声優のお仕事は経験が少なく、お邪魔させていただくと、アフレコの現場って絵がない状態だったり、誰かがいたり一人でやったりと環境が違う中で声だけで芝居をさせていただくことになります。今回はでリオンという役を演じましたが、すごくのめり込む時間でした。温かい感想もいただいて、映画のあり方って面白いなと思いました。感慨深いですね」としみじみと語った。

 翌日が成人式ということで、MCから「理想の大人とは」と質問が上がると、北村は「僕は自由な大人というのがキーワードでした。15歳くらいから早く20歳になりたかったんです。子どもは窮屈で大人は自由だなと思っていたんです。でも、大人になってみると学生って自由だなと思ってしまうんですね。不思議と」と切り出し、「今は、自由とか不自由なんてものはないんだなと思うようになりました。縛られていると思うから縛られているんだなという感じですかね。今はやりたいこともやって、楽しく生きているんで、自由な大人なのかなと思います」と答えていた。

 また、北村は「成人って何なんだと思う方もたくさんいると思います。僕も成人って何なんだろうと思っています。子どもと大人の境界線って誰が決めたんだろうな。でも成人になると社会に片足を突っ込むことになります。大人になってみると、気持ちは高校生と変わらなかったり。でも人として幅が広がっていくのを感じることもあります。どうかそのまま、成人を迎えても楽しんでいただければと思います。すぐに変わらなくてもいいのかな。あなたのままでいい気がしてます。たぶん、僕は高校生から何も変わっていないと思うので、ありのままでいてください」と新成人にエールを送った。

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