「来る車を間違えた。」メルセデス・ベンツのディーラーの前に止まる1台の車はまさかの消防車。“ギャップ”がありすぎる1枚の写真がネット上を騒然とさせている。

　投稿者はその名も自家用消防車（@jikayoshobosha）さん。

　昨年7月に官公庁オークションで消防車を入手。なんと自家用車にしてしまった。そのまま消防車でベンツディーラーの店舗入り口に乗りつけたというわけだ。

　この投稿には「パワーがありすぎる1枚！　自分の店舗にも来て欲しいです」「メルセデスのディーラーの人もビックリ（笑）え？火事だっけ？みたいな？」「ディーラーの反応がどうだったかを知りたいです」などさまざまな反応が上がった。

　消防車のオーナーはENCOUNTの取材に、「ディーラーには何度も行ってるので無反応です（笑）」と返答。一方で、「ベンツディーラーは2か所行くのですが、もう一方では受付が担当を呼ぶのに『ディーラーが火事です！』と楽しそうに呼んでいます」と、ユーモアあふれるやり取りがあることを明かした。

　消防車はオークションで手に入れた後、ボディーの「消防団」の文字を消すなどして、車検を通した。赤色灯はなく、該当部分に載っているのは「セフターNT」という消火器格納箱だ。

　しばらく妻には購入を内緒にしていたが、いざ報告すると、いすから後ろに倒れてしまうほど衝撃を受けたという。現在は「楽しんで乗っています」と、日常生活に欠かせない相棒となった。

　ゆく先々で注目を浴びること必至の自家用消防車。公道で見かけたら、ぜひ手を振ってみたい。