谷口将隆、キャリア初のKO負け「いけるなと思ってしまった」 スキ認める「自分の認識が甘かった」

同級王者の谷口将隆(ワタナベ)が同級2位の挑戦者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2R1分4秒TKO負け。2度目の防衛に失敗しベルトを失った。谷口の戦績は16勝(11KO)4敗。

KO負けとなった谷口将隆(左)【写真:津高良和】
KO負けとなった谷口将隆(左)【写真:津高良和】

2度目の防衛に失敗「キレイに倒されちゃいましたね」

ボクシング興行「3150FIGHT vol.4」(2023年1月6日・エディオンアリーナ大阪第一競技場=ABEMAで全試合無料生中継)メインイベント、WBO世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ

 同級王者の谷口将隆(ワタナベ)が同級2位の挑戦者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2R1分4秒TKO負け。2度目の防衛に失敗しベルトを失った。谷口の戦績は16勝(11KO)4敗。

 1Rから両者アグレッシブに手を出し合う展開だったが、結末は突然訪れた。2R前半、ジェルサレムの右ストレートを被弾しダウン。谷口はすぐに立ち上がろうとするも、足元がふらつき、ファイティングポーズをとれなかった。

 試合後の記者会見で谷口は「さっきまで試合の内容をあんまり覚えてなくて……キレイに倒されちゃいましたね。思ったより距離が遠かったが最後ボディーが当たって、捕まえられるかなと思っていた矢先だったので……負けましたね。さっき倒されたばっかりでふわふわしている。ちょっと効かされたというのがあって、この後悔しさが出てくると思う」と振り返りつつもまだ実感がわかない様子だった。

 直前には同門の重岡銀次朗がまさかの結末で王座奪取に失敗した。影響を問われると、「それはなかったです」ときっぱりと否定。「1R目が終わって、いけるなと思ってしまった自分がいて、スキができましたね。無警戒になってしまっていた」と続けた。

 ダウン後の対応については、「ああいうもらい方をするだろうとは思っていなかった。自分の認識が甘かったと思います」と認めた。

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