重岡銀次朗「不完全燃焼です」 悲運すぎる結末に悔し涙「相手は痛くないはず」

同級5位の挑戦者・重岡銀次朗(ワタナベ)が王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑戦。3R、2分48秒で両者偶然のバッティングにより発生したバラダレスのダメージがひどく続行不可能でストップ。無判定試合となった。

無判定試合となった重岡銀次朗【写真:津高良和】
無判定試合となった重岡銀次朗【写真:津高良和】

セミファイナルは偶然のバッティングでストップ

ボクシング興行「3150FIGHT vol.4」(2023年1月6日・エディオンアリーナ大阪第一競技場=ABEMAで全試合無料生中継)セミファイナル、IBF世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ

 同級5位の挑戦者・重岡銀次朗(ワタナベ)が王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に挑戦。3R、2分48秒で両者偶然のバッティングにより発生したバラダレスのダメージがひどく続行不可能でストップ。無判定試合となった。

 1R、2分過ぎに重岡の左がクリーンヒット。2R早々には鋭く踏み込んでのボディーもヒットさせた。しかし3R終盤に偶然のバッティングにより試合がストップ。バラダレスのダメージが大きく、レフェリーが試合続行不可能と判断し試合終了となった。試合の前半でのアクシデントとなるため、IBFの規定により無判定試合となった。

 試合後の記者会見に現れた重岡は「不完全燃焼ですね。やり足りてないですし、試合の最中にこれいけるという余裕がどんどんでてきて、まさかの終わり方だったので、自分でもよくわからないです。あれは相手が心折れてかなと思いました。ただそこまで考えてなかったので、4R目まで気をつければ……負傷判定で勝ってたので、思い返すところはあるんですけど」と噛み締めるように振り返った。

 リング上では涙するシーンもあった。「ウソだろうってかんじでしたね。まじで予想外だったので、悔しかったです」と唇をかんだ。

「チャンピオンになるまで自分との戦いです。ぜひ再戦させてほしいです」と前を向きつつも、ファンへのメッセージを求められると再び涙があふれた。

 さらに記者からの質問には「頭からくるのはわかっていた。自分もそこは気をつけていた。当たったのもここ(左あご付近)。痛くないはずなので」と首をひねった。

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