新型コロナで際立つ女性リーダーの対応力 米専門家分析「地位に就くのが大変難しいから」
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中へ広がり猛威をふるっている。各国では感染拡大予防のためにあらゆる対応策が講じられているが、封じ込めには苦戦を強いられている。しかし、その中でも女性リーダーを擁する国々が新型コロナウイルスに「素晴らしく対応している」と米紙「USAトゥデー」が報じている。
ドイツのメルケル首相を「称賛されている世界の女性リーダーの1人」と紹介
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中へ広がり猛威をふるっている。各国では感染拡大予防のためにあらゆる対応策が講じられているが、封じ込めには苦戦を強いられている。しかし、その中でも女性リーダーを擁する国々が新型コロナウイルスに「素晴らしく対応している」と米紙「USAトゥデー」が報じている。
「世界の女性リーダーが新型コロナウイルスの危機に『本当に素晴らしく』対応していると専門家が語る」と題された記事内では、積極的に新型コロナウイルスの検査を行うなどの対応を取り、死亡率を抑えたドイツのアンゲラ・メルケル首相を「称賛されている世界の女性リーダーの1人」とインディアナ州のアンダーソン大学の国家安全保障・政治学部のアビゲイル・ポスト助教が語ったと紹介している。
さらに台湾の蔡英文総統ら女性リーダーを擁する国々が上手く対応していることを例に挙げ、その理由をこう説明している。
「そもそも女性がその地位に就くのが大変難しいからである。ポスト助教『ただより優れたリーダーたちなのです』と語った。女性は危機において弱いとみられがちであるが、そうしたことが決断力を発揮させることにつながっている」
加えて、ポスト教授は女性リーダーの方が専門家の助言を求め、共感性が高い傾向にあり、その例としてメルケル首相が2週間の自宅隔離を決断したことを挙げている。
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「もっと女性のリーダーがいたら、パンデミックと死亡率がどのようになっていただろうか」