【RIZIN】体重差5キロ、ヒジ無し、準備期間無し…それでも梅野源治が平本蓮の相手を引き受けたワケ
“ミスターX”こと梅野源治(PHOENIX)は平本蓮(剛毅會)と対戦。2Rの終了間際にカウンターの左フックでダウンを奪われたが、時間切れでドローとなった。会見では試合を振り返り、改めて電撃参戦した理由を明かした。
出場する代わりに榊原CEOに提示した条件とは
格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)RIZINスタンディングバウト特別ルール
“ミスターX”こと梅野源治(PHOENIX)は平本蓮(剛毅會)と対戦。2Rの終了間際にカウンターの左フックでダウンを奪われたが、時間切れでドローとなった。会見では試合を振り返り、改めて電撃参戦した理由を明かした。
体重差で約5キロ、体格差はそれ以上。準備期間も短く、しかも得意のヒジを封じられるボクシングルール。それでも梅野は、平本の相手「X」を引き受けた。
その理由について梅野は「なかなかいい相手がいないと、榊原さんに頼まれたんですよ。2022年の顔になった2人でと」と明かし、引き受ける条件を榊原CEOに出したことも説明した。
「今回、このリングに上がるにあたって条件を出した。23年に立ち技で大きい大会をやってくれと。その大会でムエタイルールでしっかりと学ばせるからと、それがかなえられるならリングに上がると。大みそかのお祭りにいい試合が組めたんじゃないかなと思います」
榊原CEOも快諾したという。「僕は体を張った。僕は信じて答えを待つのみ」とうなずき、さらに「体重差は気にはなりましたけど、大みそかのRIZIN見る人はそんなに分からないと思うんですよ。それよりは格闘技を盛り上げていきたい。僕の場合はムエタイを盛り上げていきたい。今回は自分の中でチャレンジだし、チャンスだし、頑張ろうと」と続けた。
終了間際には平本と打ち合い、記録には残らないがダウンも喫した。最後まで足を使ってほしかったという陣営の意思とは反したというが、「大みそかのリングというのはお祭りというか、どうしても楽しませないといけない。ガードして足使って逃げてというのを3分×2R見せられたときに納得しないと思う。そこはしっかりと打ち合って、相手が倒れるにしても、こっちが倒れるにしても」と高いプロ意識も見せた。
最後に平本に対しては、「パンチが固かった。今回殴り合えて気持ちよかった」と称えていた。