【RIZIN】伊澤星花、王者のまま女子トーナメント制覇 パク・シウに判定勝ちし歓喜の涙

同級王者の伊澤星花(フリー)がパク・シウ(韓国)に2対1の判定勝ちを収めた。スーパーアトム級トーナメントを優勝した。試合後のマイクでは涙を流した。

勝利し涙を流す伊澤星花【写真:山口比佐夫】
勝利し涙を流す伊澤星花【写真:山口比佐夫】

対照的だった両者

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(2022年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)「RIZIN WORLD GP2022スーパーアトム級トーナメント」決勝、MMAルール(49キロ、5分×3R)

 同級王者の伊澤星花(フリー)がパク・シウ(韓国)に2対1の判定勝ちを収めた。スーパーアトム級トーナメントを優勝した。試合後のマイクでは涙を流した。

 対照的な両者。入場から笑顔を多く見せる伊澤。パクはリングに上がるといっさい歯を見せなかった。

 1R、ローキックから入った伊澤。開始から20秒立つとコーナーポストで組みつく。コーナー際での攻防。1分30秒がたったところでバックを取るとパクの背中におぶさる形でパンチ、肘を浴びせていった。

 2R、5分中、4分のほとんどが組み合いの展開に。パクに首を抱えられも気にすることなく何度もシングルレッグテイクダウンを狙いに行った。

 3Rは劣勢に。投げ飛ばされるとパクのキックを何度も被弾。パウンドを浴びせられ、対応できない瞬間もあった。

 7月より始まったこのトーナメントもいよいよ決勝。ベルトを持ったが真の強さを証明したいと開催を提案。チャンピオンらしく危なげなく決勝まできた。昨年大みそかに初めてRIZINに参戦し、今回で5連勝。プロ戦績は9勝0敗となった。

 対するパクも昨年大みそかがRIZIN初参戦。RENA、浅倉カンナ、浜崎朱加と戦い3連勝している。

「RIZIN WORLD GP2022 スーパーアトム級トーナメント」の優勝賞金は総額1000万円、優勝者には700万円、準優勝者には300万円がファイトマネーとは別に送られる。

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