ノンアルコール、子どもの試飲に要注意 間違った飲み方とは? サントリーが回答
新年を迎え、家族や親戚、友人同士などで乾杯する機会も多いだろう。宴会の席に登場する機会も増えているノンアルコール飲料だが、実は20歳未満の飲用や試飲は推奨されていない。どんな点を注意して、楽しめばよいのか。サントリー広報部に聞いた。
サントリーに聞く ワインや梅酒テイスト ジュースとの違いは?
新年を迎え、家族や親戚、友人同士などで乾杯する機会も多いだろう。宴会の席に登場する機会も増えているノンアルコール飲料だが、実は20歳未満の飲用や試飲は推奨されていない。どんな点を注意して、楽しめばよいのか。サントリー広報部に聞いた。
新年会に欠かせないアルコール類。お酒が飲めない人や車で来ている人はノンアルコール飲料を選択する人も多いだろう。最近ではビールテイストだけでなく、ワインテイストや梅酒テイストなど種類も増えている。しかし、アルコールが入っていないからといって、子どもに与えるのは間違った飲み方だ。
「このサイトは20歳以上の方の飲用を想定した商品情報です。あなたは20歳以上ですか?」
サントリーのビールテイスト飲料「オールフリー」。公式サイトで情報を確認しようとすると、上記の案内が表示される。「いいえ」を選択すると、ノンアルコール飲料を飲む際の注意点がさまざまな角度から説明されている。
改めて、同社広報部に尋ねると、次のように回答した。
――ノンアルコール飲料の飲用を「20歳以上推奨」としている理由は。
「あくまで20歳以上の方の飲用を想定して開発しており、20歳未満がお酒風味のノンアルコール飲料を飲むことは、たとえアルコール分が0.00%であっても酒類への誘引につながる恐れがあるためです」
――「ノンアルでワインの休日」や「まるで梅酒なノンアルコール」について、ジュースとの違いは何でしょうか。
「ジュースとの違いは、『お酒らしい香りと、深みのある味わい』であることです。サントリーのお酒づくりのノウハウやノンアルコールの開発技術を結集し、アルコール0.00%なのに本格的なお酒を思わせる味わいを実現しています」
限りなく酒に近いテイストで開発されているため、子どもや20歳未満の成人が飲むと、「本物はどういう味なんだろう?」と、好奇心を呼び起こす可能性がある。スーパーの売り場やノンアルコール飲料の缶にも注意喚起は強めに表示されており、あくまで20歳以上の大人の飲み物として認識したい。
2021年の国内ノンアルコール飲料の市場は4009万ケース(対前年115%)と15年から7年連続で伸長。サントリーのノンアルコール飲料のラインアップは約20種類に及ぶ。酒と異なり、妊婦が飲んでも影響がないメリットもある。
また、種類によっては酒のようにアレンジも可能だ。例えば「まるで梅酒なノンアルコール」は、「ソーダで割り大葉を添えてアレンジいただくのもお勧め」。さらに、ワインのように「ホットでもお楽しみいただけると思います。電子レンジをご使用の際は必ず中身を耐熱容器に移してから温めてください」とした。
ほかにも食事の内容やそのときの気分で飲み分ける楽しみも。
「『オールフリー』は健康を気遣えて気軽にリフレッシュできるビールテイスト飲料ですので、酔わずにスカッとしたいときに是非飲んでいただきたいです。『ノンアルでワインの休日』は、和洋中ちょっとしたごちそうと楽しんでいただくのがお勧めです。『のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコール』はレモンの酸味が脂を流してくれるので、特に揚げ物や脂っこい食事との相性がよく、おいしさをお楽しみいただけます」と同社広報部は勧めている。