俳優の大泉洋が30日、大みそかに行われる第73回NHK紅白歌合戦の取材会場に登場した。会場には、大泉とともに今回の紅白で司会を務める俳優の橋本環奈とNHKの桑子真帆アナウンサー、スペシャルサポーターの嵐の櫻井翔、制作統括の加藤英明氏が登壇。紅白への意気込みを語った。

　今年の紅白は改修工事を終えたNHKホールで2年ぶりに開催。同所での有観客での開催は3年ぶりとなる。白いタキシードで登場した大泉は「リハーサルを行いまして、我々も全貌が見えてきたところです。例年通り、ド派手な演出もございます。コロナ前の紅白のような、出演者の皆さんが一同に会するシーンもたくさんありまして、これが王道の紅白なのかなと思いまして、わくわくしました」と当日を待ちきれない様子だった。

　真っ赤なドレスで登壇した橋本は「緊張はしていないんですけど、まだ本番になってないので、明日スタートしてたくさんのお客さんがいたら、もしかしたら緊張するかもしれません」と語ると、大泉は「緊張しているよう見えなかったけど、してないんだ。緊張を感じさせないんじゃなくて、してないんだ」と驚きの表情を浮かべた。加えて、橋本は「だからこそ緊張感をもってやるようにします。気をつけます」と気を引き締めた。

　加藤氏は「（橋本が緊張していないのは）驚いたことの一つで、一言一句間違いもなくおっしゃっていたのが橋本さん。橋本さんは淡々と堂々と、ある種動じない。あんな女性司会者初めて見ました。読み合わせの時からそうでした。完全に入ってらしたのでちょっと驚きましたね。リハーサルの段階で緊張を感じさせないのは初めてだと思います」と感心していた。

　報道陣から「松本潤さんが審査員として登場しますが、紅白の舞台で顔を合わせることになりますが、どういったお気持ちですか」と櫻井に話を振ると、櫻井は「めちゃくちゃ楽しみですね。昨日、食堂にご飯を食べに行ったら、松本潤が甲冑を合わせているところに遭遇しまして、写真を撮ったら怒られました。『写真はやめてください』って、本人から怒られました。厳しいですね。大河ドラマって」とエピソードを語り、笑いを誘っていた。

　今年の紅白のテーマは「LOVE&PEACE～みんなでシェア！～」。初出場10組を含む、全43組がパフォーマンスを行う。