【RIZIN×Bellator】出場全選手が計量クリア 扇久保&堀口のフェイスオフに会場最高潮

大みそかに開催される格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)の公開計量が30日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。「RIZIN」と「Bellator」の対抗戦に出場する10人の選手全員が計量クリアした。

第13試合で拳を交える扇久保博正(左)と堀口恭司【写真:山口比佐夫】
第13試合で拳を交える扇久保博正(左)と堀口恭司【写真:山口比佐夫】

東京・六本木ヒルズアリーナで開催

 大みそかに開催される格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)の公開計量が30日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。「RIZIN」と「Bellator」の対抗戦に出場する10人の選手全員が計量クリアした。

 気温10度の年末異例の屋外実施となったこの日、体重計の周りには6台のヒーターが設置されるなかで計量が行われた。

 対抗戦の先鋒として戦う武田光司(BRAVE)とガジ・ラバダノフ(ロシア)。武田はラバダノフを目に焼き付けるかのようにじっと見る。対するラバダノフはマイペースに計量を終えた。

 武田は「ついに来たかって感じ。先鋒としてRIZINの先輩方に最高のバトンを渡したい」と意気込んでいた。

 次鋒戦となるキム・スーチョル(韓国)とフアン・アーチュレッタ(米国)の計量は穏やかな展開に。ネイティブアメリカンの衣装に身を包んだアーチュレッタは手にしたスティックを持ち、ポーズし「まずは集まってくれてありがとう。明日はすごい試合を見せる。格闘家人生のベストな試合を見せます」と意気込んだ。

 対するスーチョルは深く頭を下げると「ニンテンドー本当に好きですから明日は勝ちます。明日は地獄で会いましょう」と日本語でマイク。これには笑いと拍手が起こっていた。

 中堅戦の扇久保博正(パラエストラ松戸)と堀口恭司(ATT)が登場すると会場からは割れんばかりの拍手と歓声。ファンが待ち望んだ一戦だっただけに思わず声を出してしまっていた。

 扇久保はフェイスオフで拳を堀口の顎を突き当てるポーズを取り「明日は堀口選手を倒して最高の日にしたいと思います」とマイク。対する堀口は表情を一切変えることなく「寒い中ありがとうございます。明日は1番、盛り上がる試合をします」とアピールした。

 副将戦はRIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)とパトリシオ・ピットブル(ブラジル)。ここで初めて屋外計量について言及された。クレベルは「みなさんこんばんは。ちょっと寒いな」と苦笑いし「明日は勝ちます」と誓った。

 大将戦のRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)とAJ・マッキー(米国)は対照的だった。マッキーはルイ・ヴィトンのネックウォーマーにマスクを装着。サングラスをかけ、ヘッドフォンをして会場に登場。まさに米国人ファイターの様相だった。マイクを持つと「ファンのみなさん来てくれてありがとうございました。明日は花火のようなすごいファイトをします」とうなずく。

 対するサトシはいつもと変わらずボンサイ柔術のパンツで登場。「明日絶対RIZINのために、日本のために良い試合を見せたい」と笑顔だった。

○「RIZIN」と「Bellator」との対抗戦カード

【メインカード】71キロ契約
ホベルト・サトシ・ソウザ(70.85)vs. AJ・マッキー(70.20キロ)

【セミファイナル】66キロ契約
クレベル・コイケ(65.90キロ)vs. パトリシオ・ピットブル(65.80キロ)

【第13試合】57キロ契約
扇久保博正(56.90キロ)vs. 堀口恭司(56.65キロ)

【第12試合】61キロ契約
キム・スーチョル(60.70)vs. フアン・アーチュレッタ(60.80キロ)

【第11試合】71キロ契約
武田光司(70.85キロ)vs. ガジ・ラバダノフ(70.75キロ)

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