坂上忍、緊急事態宣言の解除まで個人収入を全額寄付へ 公表の理由は「個人的なケジメ」

タレントで俳優の坂上忍が17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されるまでの期間、「タダ働きをすることに決めました」として、個人収入に関して全額を寄付することを明かした。自身の公式ブログで公表した。

坂上忍【写真:Getty Images】
坂上忍【写真:Getty Images】

“売名行為”批判にも言及 「あえて公表することによって、寄付文化が根付いていない日本に於いては充分意義がある」

 タレントで俳優の坂上忍が17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されるまでの期間、「タダ働きをすることに決めました」として、個人収入に関して全額を寄付することを明かした。自身の公式ブログで公表した。

 ブログで坂上は、「ボク、タダ働きをすることに決めました」と宣言。フジテレビ系情報番組「バイキング」のMCを務める坂上は、「新型コロナウイルス問題が起きてからというもの、『バイキング』の場所に立ち続けていることに、どこかで違和感を覚え、座りの悪い状態が続いておりました。なかなか説明しづらい感覚的なモノなのですが、おそらくコレは、ボクの弱さから来るものだとおもいます」などと複雑な胸中を明かした。

 そのえで、「ただ、プロである以上タダ働きはダメだとおもいますし、会社に迷惑をかけることもできません」として、寄付に充てる収入は個人の分であることを表明した。

 坂上は寄付の公表に対して「売名行為」の批判が起きることについて言及し、「ご本人が本意でなくとも、あえて公表することによって、寄付文化が根付いていない日本に於いては充分意義があると、ボクはおもっています。ただ今回のボクの件に関しては、あくまでもボクが自身の心のバランスを取る為のものであり、あえて公表に踏み切ったことも、身勝手な個人的なケジメとも感じています。ご批判は甘んじてお受けします」と覚悟を示した。

 ブログの最後で、医療従事者、介護士、保育士、教師、通信・交通機関の従事者、スーパー・ホームセンター・コンビニの店員への感謝をつづり、「終息までは長い道程かとおもわれますが、一日でも早く収束の日が迎えられることを願いつつ、来週以降も『バイキング』の場に立ち続けることを、お許しください」と締めくくった。

 ブログのコメント欄には、「素晴らしいです。社会の為に何かしたい。その純粋なお気持ちがよく分かりました」、「わたしも、自分にできることをやります」、「いつ収束するか分からないのにこの決断はすごいと思いました」、「何をしても批判する人はいるので自分の考えをしっかりと持つ事がとても今の時代は特に必要だと感じます」といった声が寄せられている。

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