米国で珍事! 外出禁止令を出したミシガン州知事が提訴される

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な米国で、外出禁止令を出したミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事が提訴された。

ミシガン州で「END THE LOCKDOWN」のプラカードを持つ人々【写真:Getty Images】
ミシガン州で「END THE LOCKDOWN」のプラカードを持つ人々【写真:Getty Images】

外出禁止令は国民の自由を阻害

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な米国で、外出禁止令を出したミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事が提訴された。

 ホイットマー知事は、ウイルスの感染拡大を抑える最善の手段として、他州と同様に外出禁止を命じた知事令を発令した。

 ところが、4人の住民がこれに反発。ビジネスの停止を求めること、別荘へ行くこと及び他人と交流する自由を禁止することは米国憲法修正第1条に違反していると主張した。

 代理人のデビッド・ヘルム弁護士は「我々はそれが広過ぎ、行き過ぎだと考えています。憲法上の権利を侵害しない適切なやり方があります」と強調した。

 ホイットマー知事は13日の会見で、経済的苦難、家族や友人と過ごすことの必要性を理解しているが、それが新型コロナウイルスの感染拡大を抑える唯一の方法であると語り、外出禁止令を擁護した。

 米国の感染確認者は16日現在で66万5000人、死者は3万人を超えている。

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