【RISE】那須川龍心、年内最終試合で判定勝ち 今後の階級変更も示唆「来年が限界かなと」
那須川龍心(TEAM TEPPEN)がKOUJIRO(ジムファイターズ)に2対0(30-29、29-29、30-29)で判定勝ちを収めた。
判定結果に反省「直さないといけない」
立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(25日、東京・両国国技館=ABEMAで全試合無料生中継)第1試合、フライ級(51.5キロ)3分×3R
那須川龍心(TEAM TEPPEN)がKOUJIRO(ジムファイターズ)に2対0(30-29、29-29、30-29)で判定勝ちを収めた。
KOUJIROは2005年生まれの17歳。5戦4勝(1KO)の実績を持つサウスポーファイターだ。直近の5月の試合では藤田勝弘と対戦し判定勝利を収めていた。
対する16歳の龍心は“神童”天心の弟で構えはオーソドックス。伝説の系譜と呼ばれ、8月の試合では平山龍馬に3R・KO勝ち、10月には吉田亮汰朗と対戦し判定勝ちを収めた。
試合では、下がりつつ何かを狙うようにして試合を進めていった龍心。KOUJIROの左ミドルを序盤は被弾する姿もあったが、2R以降は距離感を掴めてきたのか何度か右ストレートを当てる瞬間もあった。3Rにはボディーパンチもヒットさせ、上下打ち分ける技術の高さも見せていた。
試合後の会見で率直な感想を求められると「もっと自分から行く展開を増やしていきたいと思いました」と冷静にコメント。また判定でレフェリーのうちの1人がドローを付けていたことについて「正直言うと、どこが取られているのかなと思いました。そう見えているならぐちぐち言わずに直さないといけない」と反省していた。
今後の階級変更を示唆する発言もあった。「正直フライ級は来年が最後。来年は王者を倒したい。(減量は)まだ大丈夫なんですけれど、16歳。正直これからデカくなっていくので来年が限界かなと思いますね」と口にした。
両者スリップが多かったこの試合。リングの状態については「滑りました。思ったよりステップができませんでした。なので、今回は相手に来させないようなフェイントを入れました。休憩しているけれど、こっちは狙っているよという風に見せていた」と明かした。