【クロサギ】最終回 黒崎の師匠・桂木の本心にネット感動「涙止まらん」「本当の親子みたい」

King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)が、24日に最終回を迎えた。

三浦友和【写真:ENCOUNT編集部】
三浦友和【写真:ENCOUNT編集部】

病室を訪れ静かに語る桂木「ここからはお前の人生だ。自由に生きろ」

 King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)が、24日に最終回を迎えた。

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(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 最終回では、平野演じる主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)の詐欺師界での師匠・桂木敏夫(三浦友和)の思いが明らかになった。

 同作は、詐欺被害によって家族を失った黒崎が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。

 詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐(ふくしゅう)を決意。詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木のもとで、「詐欺師のみを騙す詐欺師“クロサギ”」となった。

 父をだました詐欺師・御木本(みきもと/坂東彌十郎)や、父の破産にとどめを刺した「ひまわり銀行」の執行役員・宝条兼人(佐々木蔵之介)は、どちらも桂木とつながっている。「宝条を喰う」ことは桂木に歯向かうことになるが、黒崎は覚悟を決めて桂木のもとを離れた。

 独自に宝条を調査していた金融庁の日下(山田キヌヲ)が自宅マンションから飛び降りたことや、黒崎のアパートに住む吉川氷柱(黒島結菜)が誘拐されたことで、桂木が自分の命を本気で狙っていると感じた黒崎。無事に救出された氷柱は、シロサギの白石陽一(山本耕史)がボディーガードを買って出た。

 宝条に勝負を仕掛ける黒崎のもとに、桂木から電話が入る。「殺すつもり?」と問う黒崎に、桂木は「今すぐ海外にでも飛べば助かるぞ。お前に生きていてほしいだけだよ」と答える。その時、桂木の腹心・早瀬かの子(中村ゆり)が背後から銃を突きつけ黒崎を確保する。しかし早瀬は黒崎をタクシーに乗せると、「行きなさい。安全な所まで。宝条を喰うまで生き延びなさい」と逃がすのだった。

 白石は「かつら」を訪れ、氷柱のボディーガード状況を報告する。そして「桂木さん、いいんですか。黒崎は桂木さんが宝条と組んで、自分の命を狙ってると思ってますよ。本当は、桂木さんに守ってもらってるのに」と問いかける。桂木は黒崎の命を狙っていたのではなく、宝条が雇った殺し屋から黒崎を守っていたのだった。白石はさらに、「(黒崎に)自分の力で宝条を喰わせてやろうとしてるんですよね」と続け、桂木が家族を失った黒崎を救うためにあえて近づき、一人でも生きられるように「居場所と生きる目的を与えようとしたのでは」と推論する。

 宝条を喰った黒崎は、宝条と関係の深い政治家・蒲生の秘書に刺されてしまい、意識を失ってしまう。その間に黒崎が集めた証拠を手にした警察は、宝条を逮捕することができた。

 桂木は病室を訪れ、眠っている黒崎に語りかける。「クロ。ここからはお前の人生だ。自由に生きろ。俺を殺したければ追ってこい」と伝え、そっと頭を撫でて病室を後にした。目が覚めた黒崎は氷柱の実家で団らんを過ごし、再び「旅」に出た。6年後、氷柱は検事となり、黒崎は旅を続ける。「かつら」では早瀬が和菓子を作っており、桂木の姿は見当たらなかった。

 黒崎の敵(かたき)でもあり、師匠でもある桂木。桂木の本心にSNS上では、「おやじぃぃ(涙)」「桂木さんの親心に涙止まらんくなった」「桂木さんの最後の頭ポンポンとかー(涙)本当の親子みたいだった……」「桂木さんも彼にしかできないやり方で、クロを生かそうとしていたのね」と感動の声があがっている。

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