世界経済大打撃もアマゾン“需要”増加、創業者ジェフ・ベゾス氏の個人資産2兆円超増加も
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がり、世界経済が大打撃を受ける中、逆に業績を大きく伸ばし、資産を増やす起業家もいる。その筆頭にくるのが、アマゾン創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏だ。
新型コロナでオンライン・ショッピング利用客増える
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がり、世界経済が大打撃を受ける中、逆に業績を大きく伸ばし、資産を増やす起業家もいる。その筆頭にくるのが、アマゾン創業者兼CEOのジェフ・ベゾス氏だ。
ロックダウン(都市封鎖)によって在宅の国民が増え、オンライン・ショッピングを利用する人が増えたことで通販の総量も増加。米アマゾンは13日、配送担当者などを7万5000人も増員すると発表した。
しかも、新型コロナによる世界的な株価低迷の中でも、アマゾン株は第1四半期だけで20%も値を上げた。新型コロナが蔓延しはじめた2月下旬から3月中旬までは同株も下落したが、以降、ロックダウンが実施された時期を契機に反発。4月15日にはこれまでの最高値を更新している。
米経済誌「フォーチュン」によると、ベゾス氏は同株の11.2%を所有する大株主であり、今年だけで個人資産を240億ドル(約2兆6000億円)も増やすことになっているという。過去3年、保有資産で世界1位の座を保持し続けている同氏。今後、さらなる資産増大が見込まれそうだ。