【クロサギ】第9話 桂木「最後は俺なんだろ」 黒崎と決別 怖すぎる展開に視聴者も悲鳴

King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第9話が、16日に放送された。

三浦友和【写真:ENCOUNT編集部】
三浦友和【写真:ENCOUNT編集部】

次回いよいよ最終回「最後はハッピーエンドになってほしい」

 King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第9話が、16日に放送された。

(※以下、ドラマの内容に関する記載があります)。

 同作は、平野演じる詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)が、「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。

 詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐(ふくしゅう)を決意。詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木敏夫(三浦友和)のもとで詐欺師の情報を得ながら、金銭狙いの詐欺師「シロサギ」や恋愛詐欺師「アカサギ」などを狙う「詐欺師のみを騙す詐欺師“クロサギ”」となった。

 父を騙した詐欺師・御木本(みきもと/坂東彌十郎)を潰した黒崎は、父親の破産にとどめを刺した「ひまわり銀行」の執行役員・宝条兼人(佐々木蔵之介)にたどり着いた。

 宝条の圧力で警察に連行された黒崎。しかし桂木が裏で手を回し釈放された。「かつら」へ向かった黒崎は、もう桂木からシロサギのネタは買わないと告げる。「おやじ」ではなく「桂木さん」と呼び方を改め、「宝条は自分の野望のために平気で人を犠牲にする」と語る。「宝条と組んでる限り、あんたの命令はもう聞けない」と伝えた。

 黒崎の思いを聞いた桂木は、「だったら、俺もやるしかないな」と答える。目に涙を溜めた黒崎は、「わかってるよ。覚悟はできてる」と宣言。黒崎にゆっくり近づいた桂木は、「宝条を喰って……最後は……俺なんだろ?」と確認する。静かに涙を流したまま、何も答えない黒崎。「喰い合いだな」と告げる桂木を見つめ返す黒崎は、唇を震わせ、何も言わずに去っていった。

 師匠でもある桂木に決別宣言した黒崎。SNS上では「もう泣ける……」「なんかめっちゃ辛い」「最後は俺なんだろ……喰い合い……せつない」「21歳がこれから1人で戦うと思うとしんどい」と、悲しむ声が相次いだ。

 黒崎は1人で宝条相手に戦いを仕掛ける。独自に宝条を調査していた金融庁の日下(山田キヌヲ)は、黒崎に宝条に関する証拠を渡すと申し出る。しかし黒崎は、桂木の恐ろしさを思い知ることになる。

 黒崎のアパートに住む女子大生・吉川氷柱(黒島結菜)は、桂木のもとを訪れアパートが監視されていることを伝える。すると桂木は、「私はあいつの敵(かたき)だからね。あいつの家族を殺した人間と、同類だよ」と明かす。そこへ東京中央署知能犯係・警部補の桃山哲次(宇野祥平)がやって来た。桃山は、もし桂木が黒崎の命を狙っているなら、先に黒崎を逮捕して守ると伝える。しかし桂木は「無理でしょうねぇ」と遮り、「どうあってももう、許されないという状況が、我々の世界にはあるんですよ」と静かに告げた。

 黒崎が日下のマンションに向かうと、日下は飛び降りて亡くなっていた。呆然(ぼうぜん)とする黒崎がマンションを見上げると、そこには桂木の腹心・早瀬かの子(中村ゆり)の姿が。さらに黒崎の目の前で、氷柱が何者かに連れ去られてしまった。

 SNS上では、「怖すぎる」「ここまで残忍なの……」「向こうは普通に命奪います」と恐怖を感じる声が相次いだ。次回はいよいよ最終回。「黒崎の結末がどうなるのかまったくわからなすぎる」「最後はハッピーエンドになってほしい」といったコメントが見られた。

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