渋谷の“透明”公衆トイレが故障で丸見えに 緊急事態も現場は利用継続「早く直して」
東京・渋谷区の代々木公園内にある“透明公衆トイレ”が故障し、中が丸見えになっているとの投稿がネット上で話題を呼んでいる。
調光フィルムを貼ったガラス張りで、鍵を閉めることで不透明となる仕組み
東京・渋谷区の代々木公園内にある“透明公衆トイレ”が故障し、中が丸見えになっているとの投稿がネット上で話題を呼んでいる。
問題となっているのは、代々木公園内の「渋谷はるのおがわコミュニティパーク」に設置されたトイレで、日本財団が2020年8月に始動した誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の中で、建築家の坂茂(ばん・しげる)氏が手掛けたもの。調光フィルムを貼ったガラス張りで、利用者がいないときはフィルムに電気を流すことでガラスが透明となり、トイレ内に入り鍵を閉めることで電気が流れなくなりガラスが不透明になる仕組みとなっている。
13日、人気YouTuberのコレコレ氏が「【緊急事態】透明トイレが故障して使用中に丸見え状態になっている件…女性被害者が出る前に早急に直さないと【拡散希望】」という動画を自身のYouTubeチャンネルに投稿。「透明トイレが壊れて丸見え状態になってるのやばすぎる…早く直してくれ」「区役所に通報はしてますが、対応されるかどうかは知らん」とコメントしている。
渋谷区役所公園課の担当者は「詳しい原因は不明ですが、寒くなると電気が通るのに時間がかかるようで、昨年も同じようなことがあり、常時不透明にするという対応を取りました。お問い合わせがあり、14日中にも業者を手配して、常時曇っている状態になるよう対応する予定です」と回答。
ENCOUNTが14日正午に現場を確認したところ、ガラスは常時不透明となっていたものの、数分おきに一瞬だけ透明になるという不具合が複数回確認できた。トイレには「使用禁止」などのただし書きはなく、ときおり利用者が訪れ使用するという状況が続いている。