日本初の実写版「シティーハンター」冴羽リョウ役に鈴木亮平 Netflixで全世界配信へ
世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixが15日、Netflix映画「シティーハンター」を全世界配信することを発表した。日本初の実写版となる同作で、主演の冴羽リョウ(正式表記はけものへんに「尞」)を鈴木亮平が演じる。監督は佐藤祐市。
鈴木亮平「非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております」
世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixが15日、Netflix映画「シティーハンター」を全世界配信することを発表した。日本初の実写版となる同作で、主演の冴羽リョウ(正式表記はけものへんに「尞」)を鈴木亮平が演じる。監督は佐藤祐市。
1985年から91年まで週刊少年ジャンプにて連載され、単行本の累計発行部数が5000万部突破、一大ブームを巻き起こした伝説のコミック「シティーハンター」。87年にはテレビアニメの放送もスタートし、99年放送のテレビスペシャルまで至る大ヒットシリーズとなった。コミックは台湾・香港・中国・韓国・タイ・インドネシア・フランス・イタリア・スペイン・メキシコ・ポーランドと世界各国で出版。2019年に公開されたアニメーション映画「シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」は興行収入15億円を超える大ヒットとなった。
物語の主人公は、東京・新宿を拠点にしている冴羽リョウ。無類の女好きで、美女とみれば見境いなくちょっかいを出すが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する超一流スイーパー。コメディーとハードボイルドアクション、ラブストーリーと多くのエンターテインメント要素が盛り込まれた「シティーハンター」は多くの読者の心を捉え、日本のみならず世界中で愛され続けている。
実写版ではこれまで香港、韓国、フランスで映像化がなされているが、本家である日本では今回が初。実際の新宿の街での撮影や、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを活かして、日本ならではの実写化を目指す。物語の舞台は現代の新宿。それに伴い、キャラクター設定もわずかにアップデート。リョウの衣装はアニメ版のジャケット姿ではなく、原作漫画のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更。今回公開する写真では、愛用するコルト・パイソン 357 マグナムの撃鉄に指をかけ、シティーハンターの事務所で新宿の夜景をバックにたたずむリョウの姿が描かれている。令和の新宿を舞台に、現代に生きるリョウたちの物語が始動する。
○鈴木亮平
「この度、Netflix映画『シティーハンター』にて主人公の冴羽リョウ役を演じさせていただくことになりました。北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽リョウというキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます。どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも『シティーハンター』の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽?という男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております」
○原作:北条司
「構想約10年(笑)、ようやくクランクインしました。実写化するなら『シティーハンター』好きの方にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴木亮平さんが冴羽リョウ役をやられるという企画をいただきました。それから長い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの日を迎えることができました。撮影も見学させてもらいましたが、現場が和気藹々ととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたら嬉しいです」
○監督:佐藤祐市
「どこで聞いたのか? 定かでは有りませんが鈴木亮平くんがシティーハンターの大ファンだった。と言うのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかも知れません。スタッフ・キャストに助けられながら、素敵な『アクション(もっこり)エンターテイメント』を目指して皆んなと共に突き進んで行きたいと思っています。お楽しみに」