モザンビークの恵まれない子どもたちを支援するための「FNSチャリティ産直市」が17日に東京・台場のフジテレビ社屋1Fフジテレビモールで開催される。関東圏を中心に自治体や地場産業などが地域の特産品を販売し、1日の総売上の一部を活用する。チャリティと地域の特産品・情報を発信する地方創生の両立を目指す新しい形の社会貢献イベントとして子どもから大人まで家族で楽しめそうだ。

　当日は千葉県鋸南町のマスコットキャラクター・みかえりちゃんが来場。みかえりちゃんは同町出身の浮世絵師・菱川師宣の代表作「見返り美人図」をモチーフにしており、町の観光PR活動を積極的に行っている。特産品として歴史ある水仙を無料でプレゼントするほか、カナリアナスや里芋、みかん、金柑、黒にんにくなどの特産品や地産野菜を販売する。また、千葉県銚子市はサバカレーやイワシカレーの缶詰、ごまイワシ佃煮やしじみ醤油、1年以上熟成してできた発酵調味料ひ志お、ぬれ煎餅、銚子メロンまんじゅうなどの特産品を販売する（詳細は別項）。イベント当日は商品購入者を対象に抽選を行い、各種チャリティグッズをその場でプレゼント。また、ミニコンサートやスーパーボールすくいなどのイベントも実施する。開催時間は午前10時～午後6時（予定）。入場料は無料。

　FNSチャリティキャンペーンは1974年の設立以来、フジテレビ系列全28局とビーエスフジが協力し、放送やイベント、SNSなどで募金活動を行い、ユニセフを通じて厳しい環境で暮らす世界の子どものための支援活動を行っている。毎年度、支援国を決め情報番組などで視聴者に募金への協力を呼びかけ、20年度からは世界最貧国の1つといわれるモザンビーク共和国を支援対象としている。頻発する災害、北部の紛争、新型コロナウイルスの感染拡大による栄養不良や休校により、モザンビークの子どもたちは厳しい環境での生活を余儀なくされている。

　22年9月にフジ系情報番組「めざまし8」の情報キャスター・堀池亮介アナウンサーがモザンビーク共和国を訪れ、貧困の中で暮らす子どもたちの現状を取材。堀池アナのモザンビーク・レポートは10月18日と19日に同番組で放送された。

○出展者と出展品一覧

千葉県鋸南町：特産品として歴史ある水仙を無料でプレゼント。カナリアナスや里芋、みかん、金柑、黒にんにくなどの特産品や地産野菜を販売。

千葉県銚子市：サバカレーやイワシカレーの缶詰、ごまイワシ佃煮やしじみ醤油、1年以上熟成してできた発酵調味料ひ志お、ぬれ煎餅、銚子メロンまんじゅうなどの特産品を販売。

静岡県小山町：富士山頂上饅頭や金時煎餅、金太郎バウム、干し芋、お茶、鯉のぼりエコバック、吉田うどんなどを販売。

静岡県伊東市：ぐり茶やヤマモモジャム、チーズ、いかのくち、宇佐美ビール（試飲）、エステ石鹸、バスソルトなどを販売。

群馬県みなかみ町：カスタネットの絵付け体験教室を開催。

群馬県嬬恋村・キャベツサイダー、キャベツクッキー、キャベツ酢、花豆甘納豆、花豆パウンドケーキ、花豆の甘露煮など嬬恋村の特産品を生かした商品を販売。

新潟県津南町：津南の天然水や雪下ニンジンジュース、魚沼産特Aコシヒカリ新米や地産野菜を販売。

福島市唯一の造り酒屋「金水晶酒造店」：全国新酒鑑評会で金賞12回、インターナショナルワインチャレンジゴールドメダル、純米酒大賞2年連続金賞など高い評価を得ている自社商品を販売。

スイートハートプロジェクト：人気パティシエの遠藤泰介氏が福祉施設のお菓子作りのために協力して作り上げたお菓子セットを販売。

FNSチャリティキャンペーン事務局：オリジナルグッズが当たるお楽しみ抽選会やスーパーボールすくい、ミニコンサートなどを実施。